活動内容
新型コロナウイルス拡大に伴い外出制限される中、1人暮らしの大学生や若者のために何かできないかということで始まったこのプロジェクト。「お米を届けて、オンラインではないつながりを感じてもらいたい」と浜益の方々に相談したところ、「ぜひやりましょう!」と快くご協力いただきました。そうして実現した『浜益ご縁米プロジェクト』の裏側を今回初公開します。
お届けしたお米は浜益の「ななつぼし」。浜益米は生産量が限られているので、市場に出回ることはほとんどありません。つやつやしていて、粒がきれいなとてもおいしいお米です。お米の保管場所となったのは『浜益ベース』。ezorockが浜益で拠点としてお借りしている一軒家です。浜益の方が精米をした状態でお米を届けてくれました。
お米を2キロに分けてくれる機械は持っていないので、ここからは全て手作業です。まず、米袋にシールを貼るところから始まりました。シールを貼り終わった袋に60キロの米袋に入ったお米を秤で量り、2キロにしていきます。そして、2キロになったお米をゆうパックに詰めて完成。この作業を週末浜益に行き、3回に分けて行いました。
作業していると、浜益の方たちも駆けつけて手伝って下さいました。
1回目の作業日は200キロのお米を準備。初めての作業で、誰もお米を2キロに詰めたことはないので、どうしたら効率よく詰められるかみんなで模索しながら、作業は始まりました。だんだんコツも掴み、米2キロの感覚も体に染みつき、3時間ほど経ったところで作業は終了。ハイエースにお米を詰め込み、郵便局に配達し、第一弾の発送完了。
2回目の作業日は前回の3倍の600キロ。この日は午前中から作業開始。この日もたくさん助っ人が来てくださいました。前回の作業で要領を掴み、役割分担も上手く出来るようになり、スピードアップ。お昼には浜益で採れたホタテの稚貝を頂き、元気をつけて、午後も作業。この日の作業は夕方まで続き、6時間かかり、やっと600キロ全てのお米を詰め切りました。郵便局の方たちはお米が次から次へと運び込まれてくるため、驚いていました。
3回目の作業日は残りの200キロ。この日は精米の現場も見させていただきました。無事すべてのお米を詰め切り、1tのお米の発送がすべて完了しました。
後日開催した“浜益いただきますナイト”では、浜益の方たちと一緒に浜益米を頂き、多くの人から「おいしい!」「浜益行ってみたい!」という声を聞くことができました。
詳細はこちら⇒http://179relations.net/action/12
ここで繋がれた“ご縁”を、つながりを更に強いものとしていけるように、これからも様々な機会を作っていきたいと思います。
参加者の声
私は出身が北海道外で、この浜益ご縁米プロジェクトを知るまで浜益という地を知りませんでした。2キロのお米が届くまでこんな背景があったとは思わず、驚くと同時に素敵な企画だなと感動しました。もらったお米はとても美味しくて、この企画をしてくれた方や浜益の方々のあたたかさがこもっていると感じました。また、感染拡大防止で外出の自粛を求められる中で、1人暮らしで寂しい時もあった私にとって、お米を通して新しいつながりができたということがとても嬉しかったです。浜益のことをもっと知りたくなったし、今後何らかの恩返しが出来たらいいなと思います。素敵なご縁をありがとうございました。
浜益の方の声
人と人とのつながりを大切にするezorockさんの今回のご提案はコロナ禍で外出の機会が激減したつながりをお米で繋ぎたいというものでした。 「お米1t?無償提供?本気ですか!」とは思いつつ、呑み込むのに時間はかかりませんでした。融通が利くのが田舎の良いところ、頼めそうな人を思い浮かべて、あ~できそうだなぁとご協力を仰いだら意外とすんなり1tかき集めることができました。。。びっくりしました。 受け取った方と「いただきますナイト」で交流できたこともいい経験ですし、皆さんが「おいしい」と言ってくれたことなども地域の自信につながりました。ありがとうございました。
浜益ベースメンバーの声
いつも感動して食べていた浜益のお米をこのようなたくさんの人に食べてもらうきっかけを作れたこと、浜益のことを少しでも知ってもらうきっかけを作れたこと、とても嬉しかったです。初めは1tのお米を詰めるなんて、気が遠くなるかと思いましたが、多くの人の協力もあり、みなさんのもとにお届けすることができ、本当に良かったです。また、多くの人から「浜益に行ってみたい!」という声をたくさん聴くことができ、本当に嬉しかったです。また、このような企画は浜益の人たちの太っ腹さ、優しさがなければ成り立ちませんでした。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。多くの人に浜益のこと、浜益の人たちに会う機会をまた作れたらと思います。