実施内容

【第1回】
去年からの継続メンバーも多くいましたが、これから一緒に活動する仲間と自己紹介をしあいながら、お互いのことを知る機会となりました。また、各々がやってみたい企画や内容を発表し、参加者の思いを知ることができました。

【第2回】
雨が降る中ではありましたが、メンバー全員で栗山町の商店街を歩き、気になったものを写真に残す活動をしました。私は今回初めて栗山町の商店街を歩きました。徒歩で回ることで商店街の隅々まで観察することができ、またご当地のキャラクターや地元の人だからわかるおすすめのお店などを知ることができて、とても興味深い時間となりました。その中でも、商店街の一部分の地面に、その当時の小学生や地域の人がイラストや言葉を書いたタイルが並ぶ場所がありました。このような場所は実際に歩いてみないとわからないし、一つひとつ個性的でじっくり見ることで気づける良さがあるんだと感じました。

【第3回】
第2回での街歩きを踏まえて、実際に実践してみたいプロジェクトについて話し合いを行いました。その中で、コンポストの活用を考えるチーム、商店街の活用を考えるチームの2つのプロジェクト案が発足しました。栗山町では、以前までは生ごみは別で回収されていましたが、今年から燃えるごみとして回収されるようになってしまったそう。そこでメンバーが目を付けたのがコンポスト。コンポストとは、家庭から出る生ごみなどの有機物と微生物の働きを活用して発酵・分解させて堆肥にする仕組みのことです。この仕組みを栗山町内に広めたいという思いからコンポストチームができました。もう1つのチームは、商店街を盛り上げるための企画を考え、実践するチーム。このチームは街歩きをした際に、商店街の様子を見て何か活気づけるイベントを行いたいということで、雪を活用したイベントの企画が始まりました。チームメンバーが決まってからは、各チームごとにミーティングを行い、実施に向けて準備が始まりました。

【第4回】
今回は、同じようにまちづくり事業を行っている鷹栖町にメンバーと視察に伺いました。鷹栖町が今まで行ってきた事業のお話や、地域おこし協力隊の方が現在されている活動のお話をお聞きしました。地域住民が主体となって企画を考案・実行していることや、その地域に住んでいるからこそ感じる住民の声からプロジェクト作りを行っている協力隊の方の話など、興味深い話をたくさん聞くことが出来ました。栗山まちづくり塾のプロジェクトに活かせる学びや発見が多くあったように感じる機会となりました。

【第5回】
中間報告会ということで、ここまでどのような話し合いがされてきたのか、これからどのようなスケジュールで進めていくのかなどの発表を行いました。フィードバックも交えながら意見交換を行い、各チームとも開催に向けてのイメージを膨らませることが出来ました。

【第6回】最終報告会&コンポスト試作
コンポストチームが主催となって1月に初開催することなったワークショップに向けて、実際に会場となる雨煙別小学校コカ・コーラ環境ハウスにてコンポストを作成しました。地域おこし協力隊の方を中心に、札幌からのボランティアメンバー(関係人口)や町内ボランティアを含む参加者それぞれが協力して1つのコンポストを作り上げました。実際に作ってみることで、「ここの工程は子どもが作業するときは気を付けないとだね」「この作業は事前にやっておいた方がいいかもね」など、メンバー内でコミュニケーションをとりながら準備を進めることができました。

最終報告会ということで、今までの取り組みを振り返りこれからの展望についても発表を行いました。

参加者の声

5月から始まった今年の栗山まちづくり塾。私はこのプロジェクトがきっかけで初めて栗山町を訪れました。それまではどこに位置する町なのかも知らない状態でしたが、今回参加する中で、「栗山町」の良さや魅力をたくさん知ることができました。また、実際に栗山町に住んでいる方がどのような想いを持っているのか、若者がどのような町にしていきたいと考えているのか直接うかがうことができ、貴重な体験になりました。また、自分の地域の活性化に関心を向け、今住んでいる地域のことを思って今回参加されている方がいることがとてもうれしかったです。このような取り組みが自分の住んでいる地域を見直すきっかけになれば、地域の活性化につながるように感じました。そして、今回のプロジェクトを通して栗山町のことをもっと知りたいと思いましたし、また訪れたいと思えるようになりました。これからもこの繋がりを大切にしていきたいです。(まお)