実施内容

第5回の放送では、伊達市大滝区の天野雅文さんをゲストにお招きしました。2018年に札幌市から大滝区に移住し、2021年の7月まで地域おこし協力隊として活動していた天野さん。協力隊の時から自ら狩猟をしながら「ジビエ&コミュニティカフェ シカトモ」の運営を中心に様々な活動をされています。今回は、そんな天野さんの過去や大滝区での活動についてお伺いしました。

大滝区への移住をする前は札幌でお仕事をされていた天野さん。札幌にいた頃から自然を求めていて、釣りやキャンプなどのアウトドアを趣味にされていました。札幌で生活を送る中、テレビで見た田舎でのんびり暮らす人たちの特番に衝撃を受け、そんな暮らしに憧れを抱いていきました。そして、札幌で働いて10年がたった頃、様々なタイミングが重なり、その機会を逃さず、大滝区に移住しました。

大滝区での協力隊の活動は、朝の9時から。ですが、元々狩猟に興味があった天野さんは、なんと協力隊のお仕事前にエゾシカの猟をされていたのです。夏は朝3時に起きて猟をして、協力隊の活動を18時頃までするというハードスケジュール。「その頃は子供よりも早く21時には寝ていた」と振り返ります。「エゾシカを害獣から地域資源に」という思いのもと、現在まで大滝区での活動に取り組む天野さんの思いの強さが伝わってきます。

「学生時代は普通の子だった」「札幌で仕事をしていた時はふらふらしていた」とご自身のことをお話しされる天野さん。しかし、今はハードスケジュールだった協力隊の時よりも忙しいと仰る天野さんの活動に向き合う姿勢には、聞いていて背筋が伸びる思いでした。

ゲストの「原点」を掘り下げる179RELATIONS RADIO。他では聞けない話が盛りだくさん!今後の配信もお楽しみに!
(記事を書いた人:みっそん)

視聴者の声

朝3時に起きてシカ猟をしてから出勤していたと聞いてその多忙さに驚いたのに、協力隊としての仕事がなくなって自営業となった今の方が忙しいと話していてさらにびっくりしました。天野さんがそのように多忙な生活を送れるのはストイックな性格のためだけでなく、好きなことを仕事にしているからだと感じてすごく憧れを抱きました。また天野さんの仕事への姿勢は「転がってきたものにピンときたらやってみる」という言葉にもよく表れていると感じました。チャンスを逃さない決断力・行動力を見習いたいです。(のん)

 

※本記事は、休眠預金を活用した『北海道未来社会システム創造事業』を活用し作成しています。
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