1日目

13時に札幌駅に集合!そこから車で約1時間半かけて石狩市厚田区の道の駅「あいろーど厚田」に到着。道の駅の2階には石狩市厚田区と浜益区のそれぞれで活動している地域おこし協力隊の活動報告の展示がありました。浜益の地域おこし協力隊の柿岡さんと井上さんから1年間の活動についてパネル展示をもとに、詳しくお聞きすることができました。

その後、石狩市浜益支所へ。浜益支所地域振興課の方から浜益の魅力についてお聞きしました。特に、浜益には国蝶の「オオムラサキ」が生息しているくらい豊かな自然が残されているというお話が印象的でした。また日本で浜益だけで食べられている謎の珍味「ルッツ」の紹介も。その不思議な形に全員釘付けになりました。
その後夕食では、噂の「ルッツ」が登場!!醤油と七味をつけて食べてみたところ、こりこりとした貝のような食感で美味しかったです。年に1、2回ほどしか食べられないとのことで、貴重なものを提供して下さった浜益の方に感謝です。

写真:ルッツのお刺身

2日目

2日目は、6時半に起床。みんなで朝ごはんを食べて、漁港へ向かいました。早速、沢山のホタテを乗せた漁船が到着。ホタテの選別作業を見学させていただきました。その後、地域の方と一緒にニシンの網外し体験をしました。ニシンの体はとてもプリプリしていて引き締まっていました!

ニシン作業の終了後、遊休施設となっている「カフェ・ガル」の見学をしました。木造の落ち着いた雰囲気の場所で、今後の利活用に期待が膨らむ空間でした。午後は、明治10年開園という北海道開拓当初から続く果樹園「きむら果樹園」さんの剪定のお手伝いをしました。果樹ごとに異なった剪定技術が必要であるというお話を聞いて、果樹栽培の難しさを感じました。

また、園内の案内していただき、樹齢100年のリンゴの木にも出会うことができました。傾斜面の畑を登って行くと、そこからは爽快な景色が!歴史と自然に触れることができる素敵な時間でした。

そのあと、浜益支所で京都府南丹市にあるNPO法人テダスの田畑さんから「集落の教科書」の作り方についてお聞きしました。「集落の教科書」とは、それぞれの地域に住む上で必要なことが全て紹介されている冊子のことです。ワークショップでは浜益の方は「移住する人に知っておいて欲しいこと」を、参加者は「移住する上で知りたいこと」をグループに分かれて考え、発表しました。

夕食は、浜益の方からいただいたニシンとホタテを。魚をさばくのは初めてという参加者も多く、みんなで協力して調理し、美味しくいただきました!

3日目

2日目の夜に食べきれなかったホタテをふんだんに使った朝食を食べたあと、浜益のシンボル黄金山(こがねやま)の登山道麓に集合し、スノーシューに履き替えて出発!片道3キロですが雪の上を歩くのには時間がかかってしまうで、2時間半かけてようやく樹齢1500年のイチイの木に出会うことができました。雪の中で青々とした葉をつけるイチイの木にパワーをもらいました!

最後に、3日間の振り返りと浜益での滞在と滞在拠点「浜益ベース」をより良くするためのワークショップを行いました。浜益の魅力が詰まった3日間。参加者からは「また来たい!」「浜益を知らない人に浜益の魅力を伝えたい」などの声が数多く聞かれました。

参加者の声

浜益の空気の美味しさ、人の暖かさが沁みました。前半2日間は特に天気が良く、海と空の青さを感じながら何度も深呼吸をしました。1番忘れられない景色は果樹園からの景色です。そこでは山々の景色を見ることが出来たので、ぜひ四季に渡って浜益に来て雪景色以外にもいろいろな風景を見てみたいと思いました。(かほ)

浜益を訪れて感じたことは、浜益の人たちの温かさです。人と交流することが久しぶりで不安もあったのですが、浜益の人たちがとても親切でコミュニケーションへの苦手意識が薄くなった気がします。そして何より地元の方々が浜益のことを話すときにとてもキラキラされていたのが印象に残っています。(ひろと) 

(記事を書いた人:ぽん)

 

※本記事は、休眠預金を活用した『北海道未来社会システム創造事業』を活用し作成しています。
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