実施内容

浜益では冬になると”雪板”というワードをよく耳にするようになります。皆さん、”雪板” 知っていますか?”雪板”とは2010年頃に長野県のプロスノーボーダー五明淳さんが発案した、板に足を固定せず雪上を滑るスポーツのことです。スノボーのようなフォルムですが、足を固定せずに乗ることができるので、初心者でも簡単に楽しむことができます。
そしてこの雪板の最大の特徴は、自分で乗る板を一から作ることができるということです!浜益の人たちが乗っている雪板も材料の調達から全て自分たちの手で行ったものです。そのため1枚1枚色も形も乗り心地もそれぞれ違います。

①ベニヤ板を2~3枚張り合わせる

②ベニヤ板を反らせるために固定

③雪板の形にカット

④ヤスリ掛け

⑤色塗り・ニス塗り

このような工程を踏み、雪板は完成します。道具と場所があれば誰でも簡単に作ることができます。

浜益で雪板が流行るきっかけとなったのは2020年1月。浜益の人たちとezorockメンバーが一緒になって浜益で冬できることを考えようと開催されたワークショップでした。雪を活かしたアクティビティとしてezorockメンバーが”雪板”を提案し、興味を持った浜益の方々が雪板づくりを学ぶために下川町に視察に。そこで雪板の作り方をマスターし、浜益で雪板制作を開始しました。冬は浜益中学校の生徒みんなで雪板制作をし、マイ雪板で浜益の牧場を滑るほどに、浜益で大流行していました。板も軽く、どこでも気軽に滑ることができることから、雪板を片手に外にくり出すと浜益全体が遊び場となり、家の中にこもりがちな冬のとってもいい運動になります。ezorockのメンバーも浜益に行った際に、雪板を体験させていただきました。浜益の方々が作ってくださった雪板を選び、いざ出陣!

今回は牧場で滑ります。天然のゲレンデなので、リフトはありません。スノーシューを履いて、雪板を持って上まで登ります。頂上にたどり着くと、遠くには山と一面の雪。そんなきれいな浜益の景色を見ながら、新雪の中を滑りました。雪のコンディションや雪板の曲がり具合によって滑り心地は違いますが、みんな段々とコツを掴んで雪板を乗りこなしていました。

今年度はもう雪も溶け、雪板の季節は終わってしまいましたが、次の冬にまた雪板に乗るのが楽しみです。雪板に乗ってみたい方はぜひ冬の浜益へお越しください!

(記事を書いた人:ゆーみん)

参加者の声

スノーボードは未経験でしたが、雪板は少し練習しただけで滑れるようになりました!
板によってスピードが出たり曲がりやすかったりと、個性が出るのも面白い!
爽快でした!また滑りに行きたいです。(ごう)

 

※本記事は、休眠預金を活用した『北海道未来社会システム創造事業』を活用し作成しています。
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