実施内容
はじめに、芦別の名物料理が登場。「ガタタン」と、芦別産ゆめぴりかのおにぎりがふるまわれました。ガタタンは、具だくさんでとろみのあるスープのような料理。かつて炭鉱で栄えた芦別では、このとろみが冷めにくく、寒い坑内で働く人々を温めていたと言われています。12月に入り、寒さも厳しくなってきた頃だったため、温かい料理に参加者の体もじんわりとあったかくなりました。
自己紹介と、それぞれの芦別に対する第一印象を共有した後は、市役所の方から芦別の紹介がありました。前述の通り、炭鉱のまちだった芦別。閉山後は豊かな自然と美しい星空を活かして観光のまちづくりへと舵を切り、現在では「星の降る里・芦別」として広く知られています。また、「星の降る里・芦別健夏祭り」や「キラキラ☆フェスタ」など、さまざまなイベントが開催されているとのことで、芦別の活気が感じられました。
さらに、芦別の産業の紹介では、キャッチーなCMでお馴染みの「ソラチのたれ」を製造・販売しているのが芦別の企業であることに驚きの声が上がっていました。地域おこし協力隊の紹介では、芦別市陶芸センターで活動する陶芸家の方や、イラスト教室を開くイラストレーターの方など、それぞれが持つ能力を芦別のために存分に活かしているのが印象的でした。また、特に参加者の興味を引いたのは「星の降る里あしべつ応援団」。この応援団は、芦別の魅力を発信できる市外在住の方なら誰でも登録可能だということで、多くの参加者が登録していました。
休憩を挟み、おやつタイム。芦別で創業70 年以上の老舗菓子店「よねた製菓」から「モカ大福」が提供されました。コーヒーあんと生クリームが入った大福で、冷凍状態で販売されているのですが、半解凍がおいしいとのこと。少し凍っていることでアイスのような食感が楽しめました。その後、地域おこし協力隊の方から、移住者から見た芦別の魅力や、協力隊になった経緯についてお話いただきました。住んでみて感じた良い点や課題についても率直に語っていただき、参加者たちは芦別での暮らしについて具体的なイメージを膨らませていました。最後には、質疑応答と感想共有の時間もあり、参加者一人ひとりが芦別に対する理解や考えを深めていました。今まで知らなかった芦別の魅力に触れ、これからも積極的に関わりたいという気持ちを持つことのできた素敵な時間となりました。
(記事を書いた人:かぽ)
参加者の声
私は芦別について、「星」と「芦別スターライトホテル」というキーワードしか知らない状態で参加しました。まず、森林が89%も占めているということに驚きました。話を聞いていくと、芦別の自然は手が加えられた自然ではなく、そのままの自然で、さらに地震や災害も少ないということでとても魅力的な土地だと思いました。また、モカ大福とガタタンがとても美味しくてまた食べたいと感じました。そして、マラソン×ピクニックの、マラニックというイベントや、芦別健夏祭りなど、今まで全く知らなかったことを知ることが出来ました。さらに、地域おこし協力隊をされている方のお話を聞けたことも嬉しく思います。芦別には陶芸の先生をしている地域おこし協力隊の方がいることに驚きました。ぜひ様々な地域おこし協力隊の方にお話を聞いてみたいです。空き家問題や、医療においての問題点といった地域の課題についても聞く事ができて勉強になりました。今回のお話を聞き、芦別に行ってみたいという思いがとても強くなりました。実際に芦別に行って、美味しい食べ物を食べ、綺麗な星空を見て自然を感じたいです。とても貴重な機会をありがとうございました。(あらた)