実施内容
【11/16】
雪が降り始めた11月、浜益の山も徐々に冬支度を始めています。私たちも例外ではありません。1日目の午前中は、きむら果樹園の冬支度をお手伝いをしました。二手に分かれ、一方はシカ避けの電気柵の片付け、もう一方はりんごの木にシカ食害対策の網を巻き付けました。厳しい寒さではありましたが、空気が澄んで心地よく、すがすがしい時間でした。
ベースに戻ってからは掃除を始め、一段落したところでクルミの実を調理しました。9月中旬にきむら果樹園で拾わさせていただいたクルミです。火にかけて煎り、ナイフを入れて割ります。殻を割るまで実が入っているか心配していましたが、開いてみるとぎっしりで、鍋1杯分のクルミから、お茶碗1杯分の実がとれました。取り出した実は、シュトーレンにしました。かなりの量を作ったのですが、クルミの風味がとても豊かで、おいしくて手が止まりませんでした。
【11/17】
2日目は掃除の再開です。日帰り組も合流し、人手が増えたところで大きめの作業に取りかかりました。私は主に窓と側溝の掃除をしました。窓は水拭きとから拭きを役割分担して行い、割れている部分は補強テープを施しました。また、側溝は落ち葉がたくさん詰まっていたので、かき出して水の流れを良くしました。いつも浜益での活動を支えてくれるはまますベースへの大きな感謝を込めて、掃除に取り組みました。
作業が一段落したところで、作っていたシュトーレンを皆で食べました。一晩経つと、くぐらせたバターが染み込み、クルミの風味がなじんでまた違う味わいになっていました。このようにゆったりした活動は久々でしたが、浜益の空気と食材のおいしさを再認識できる良い時間でした。
(記事を書いた人 さーや)
参加者の声
僕が、浜益ベースチームとして活動を開始してから初めての現地の活動でした!1日目の午前中はきむら果樹園に行き、冬支度のお手伝いをしてきました。僕は電気柵の撤去チームとして動いていたのですが、撤去中に電気柵を超えて侵入してきたであろうシカの足跡が数カ所で見つかったことや、りんごの木の樹皮がシカに食べられた跡なども見かけました。シカの食害による被害の大きさを感じるとともに、自然を相手に果樹園を運営する難しさを改めて感じることができました。午後から2日目にかけては、はまますベースでの活動でした。みんなでクルミを使ったシュトーレンやホタテの稚貝を使ったクラムチャウダーを作ったり、ベース裏にある側溝やベース内の大掃除などをしたりしました。2日間ゆったりと楽しい時間を過ごすことができました!(かいと)
過去の浜益に関する記事はこちら!