実施内容
〈10/4〉
親子イベントのお手伝いでした。親子が到着すると、イコロの森の中にあるカフェのお弁当をいただきました。外で食べるご飯はいつも以上においしく感じました。ご飯の後は、焚き火でマシュマロ焼き体験、手作りスプーンづくり、薪割りの3つのブースを展開し、子どもたちがやりたいと思った体験をします。私は主に焚き火周りを担当していたのですが、子どもたちだけでなく、大人も「久しぶりにやってみようかな」と真剣にマシュマロを焼いている姿が印象的でした。鶏や羊を見に行ったり外で走り回ったりと、好きなことを好きなように楽しんでいる様子をみることができて、私までうれしい時間になりました。

〈10/5〉
今回、いぶり自然学校での活動に参加したのは2度目になります。6月に参加した会とは異なり、参加者の子どもたちやその保護者の皆様と交流することができました。主な活動としては、羊の放牧場の掃除、親羊の移送準備、鶏小屋の掃除、電気柵の撤去です。いずれも自分が普段することのない活動ばかりで、学びの多い1日になったと感じています。特に鶏小屋の掃除に関しては、鶏を捕まえて移動させる必要があったので正直緊張しました。ですが、自分よりも経験豊富な子どもたちに、うまく鶏を捕まえる方法を教わりながら、何とか無事に鶏小屋の掃除を終えることができました。
親羊は積丹町に戻る日だったので親羊のみトラックに乗せられました。仔羊は次の日に屠殺予定だったため、親羊を移送する際、親羊から引き離されてしまった仔羊は、親を探して必死に、何時間も鳴き続けていました。見ていてふびんに感じる部分もありましたが、おそらく畜産・酪農の現場ではこれは日常の光景なのだろうと思い、自分が口にする食べ物がどこから、どのようにしてやってくるのか、改めて考えるきっかけになりました。

羊鶏くらぶの活動は、当日のやることは大まかに決まっているものの、時間を決めて仕事を1つ1つこなしていく訳ではなく、仕事をしながら、遊びながら、いろんな経験をしながら、のんびり1日が過ぎていく、という感じです。この、「仕事と遊びと学びが混然一体となった、自然の中でのゆったりした1日」というものは、大人にとっても子どもにとっても、なかなか得難い貴重な経験なのではないかと思います。大人も子どもも関係なく、多くの方に是非経験していただきたいと思える、そんな1日になりました。
〈10/11〉
午前中は、苫東和みの森で「月に一度は森づくり」活動に参加しました。私たちはスタッフの方々と合流し、9時に活動場所へ到着。寒く、まだ日も低い中、火起こしをして暖を取ってから薪割りを行いました。私たちにとっては初めての経験で、怪我をしないかとヒヤヒヤしていましたが、無事安全に行うことができ、ホッとしています。午前10時には活動に参加するみなさんとの顔合わせがあり、今日1日の活動予定を共有しました。私たちは、薪小屋に木製の板を打ち込む作業を行いました。

面白かったのは、虫取りでさまざまな生き物と出会えたことです。活動に参加していた子どもたちと一緒に虫取りに行くことになり、活動場所の近くにある水路で虫取りをしました。水路では、ミズカマキリやミズスマシといった水生昆虫をはじめ、小魚やエビといったさまざまな生き物と出会うことができました。


午後の活動は、イコロの森での材木の移動や鶏小屋の整備でした、鶏小屋の整備では、冬に備えて小屋の周りにプラスチックボードを固定しました。作業の間、小屋の外にいた雌鶏を戻すのには少々の労力が必要でした。
作業中、時々、空を白鳥の群れが横切っていきます。白鳥たちはシベリア地方から渡ってきて、ウトナイ湖を経由地として本州へと去っていくそうです。こうした自然の活動は、私たちの心を楽しませ、そして豊かにしてくれます。そして、そんな自然の中で一時を過ごせたことを、非常に感慨深く感じています。
(記事を書いた人 まお、せいじ、かい、しゅう)
参加者の声
興味深かったのは、森の成り立ちを理解し、知ることができたことです。イコロの森には白樺、ナラといった樹木が多く生息していて、それらは、森が比較的若いことを示しています。森の成り立ちについて上田さんに伺ったところ、苫東一帯は勇払原野と呼ばれる湿地でしたが、戦後の開発によって干拓、排水が行われ、多くの湿地が失われたと教えてくれました。オイルショックを契機として開発の勢いが衰え、また、自然保護の機運の高まりに影響される形で全国植樹祭へとつながっていったそうです。その土地の成り立ちや歴史について、その森の植生と絡めながら知ることができ、良い経験になりました。(しゅう)
