実施内容

支笏ガイドハウス「かのあ」のお店の前に集まった子どもたちは、前回の活動で自作したという”つる”でできたかんじきを履いて、活動場所のフィールドまで移動しました。

活動前に降った大雪により、予定していた全員でのかんじきトレッキングは断念しましたが、たくさん雪が積もったフィールドで、やぐらの上からふかふかの雪に飛び降りたり、コースを作ってそり滑りをしたり、チームに分かれて雪合戦をしたり…。子どもたちは思い思いの雪遊びを満喫していました。焚火を囲んでお弁当を食べた後、午後はブランコで遊びました。沢に向かって揺れるスリリングなブランコから、下の斜面に飛び降りる度胸試しをしていると、他の遊びをしていた子たちも集まってきて度胸試し大会が始まりました。

沢に積もった雪の裏側の氷を集めて、宝石屋さんも開店していました。

フィールドでの活動の最後にはみんなで集まって、一日の楽しかったことや嫌だったことを話しました。雪合戦が楽しかった、雪の滑り台が楽しかったという声や、やめてほしいのに雪玉をぶつけられて嫌だったという声があがりました。「かのあ」のお店への帰り道、氷濤まつり会場(※)の準備を見学しました。アウトドアクラブの子どもたちが以前に作った骨組みにも氷がつき始めていて、みんなで積もった雪を払ってきれいな氷濤ができるようにお手伝いしました。
※氷濤まつり:支笏洞爺国立公園内の、支笏湖温泉を会場に開催される氷のまつり

参加者の声

参加する前は子どもたちと打ち解けられるか少し心配でしたが、フィールドに行ってみたらみんなたくさん話しかけて遊びに誘ってくれて、すぐに仲良くなることができました。何の指示もなくフィールドに解き放たれても各々がやりたい遊びを見つけて楽しむ姿をみて、その主体性や独創性に感動しました。

参加して一番強く感じたのは、子どもとの関わり方に正解はなく、スタッフの方々は模索しながら、かのあアウトドアクラブを運営しているということです。子どもを自由に遊ばせながらどのように安全を保つのか、喧嘩した子どもたちにどのように声をかけるのかなど、考えさせられた一日でした。
(記事を書いた人:のん)

 

 

※本記事は、休眠預金を活用した『北海道未来社会システム創造事業』を活用し作成しています。
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