実施内容

前泊していたメンバーと当日来たメンバー、スタッフの方と和みの森で合流。簡単に自己紹介をした後に薪割りの道具を準備したり、テントを張ったりし、子どもたちの到着を待ちました。
この日は和みの森で同時に「植樹祭」が行われていました。そのため、大きな音の出る作業を先にやろうということになり、活動開始前にチェーンソーで薪割り用に切った木を馬のナナが運びやすいように、森の中の開けた道にまとめておく作業をしました。木は1本4mほどあり1人で運ぶには一苦労なのですが、ナナは軽々と何10本も運んでしまうので改めて感動!かっこいい!

森の整備が終わると、子どもたちが到着しており、月に一度は森づくりがスタート。薪割りやセミの抜け殻探し、木登りや削り馬(細い枝木を削る道具)、小屋の屋根の上に登ったりなど、子どもたちが思い思いの遊びを楽しみます。子どももボランティアもお父さんお母さんも誰でも森の中で全力で楽しむことができて、したいことをしてもいいし何もしなくてもいい、そんな自由な空間が確立されていました。

この日は何回も活動に参加している子、活動に初めて参加する子など色々な立場の子が参加していました。いぶり自然学校のスタッフの方にそういった状況を教えてもらい、子どもたちを見守りながら関わりました。初めて参加する子には「楽しかった」と思ってもらえることを目標にしたり、何回も参加している子には「教えて!」とお願いし主体的になれるよう促したり、小さな目標を持つことでボランティアが子どもたちとより深く関わることができるきっかけになるような気がしました。
活動終了後はイコロの森に戻り、道具の片付けや鶏の卵を集めたり、羊の柵を動かしたりしました。ナナと一緒の柵で暮らしている雄羊が、ナナが戻ると嬉しそうに近くをずっと歩いているのが可愛かったです!


(記事を書いた人:リオ)

参加者の声

 子どもたちや自然と関わるボランティアに参加したい。そのような思いから、今回初めて活動に参加しました。森づくりは想像以上に大変な作業でしたが、地球環境を次世代へと引き継いでいくために、人と森の共生が必要不可欠であると感じました。また、大自然の中で何にも縛られることなく自由に過ごす子どもたちは本当に活き活きしており、教室では得られないような経験で溢れる環境の素晴らしさを、改めて感じました。(マヤ)

森の中で初めましての人と、お久しぶりですの人と一緒に身体を動かすのがとても楽しかったです。みんなでまとめた木をナナが元気よく運んでくれるのを見たときは、嬉しく感じると同時に馬搬の迫力と魅力も感じることができました。子どもたちと虫取りをしたときには、高いところは一緒に協力して虫を取ったり、お互いに森の面白いところを言い合ったりしました。子どもたちに負けないくらい、もっともっと森を楽しめる人になりたいと思うようになりました。(ともやん)

 

※本記事は、休眠預金を活用した『北海道未来社会システム創造事業』を活用し作成しています。
舞い上がれ 社会を変える みんなの力 休眠預金活用事業