実施内容

1日目は鷹栖町B&G海洋センターにて行われていた、たかす総合型地域スポーツクラブのプレ事業である、「わくわく運動ひろば」の見学からはじまりました。大きな体育館に縄跳び、フラフープ、鉄棒など、様々な遊具が用意されていて、子どもたちにつられて大人も自然と体を動かしていました。私たちも鷹栖町に着いて早々に、縄跳びやフラフープで汗を流しました。昼食後、DIYをする鷹栖町移住体験住宅(旧教職員住宅)に移動して床を剥がしたり、断熱材のカットをする作業を行いました。家の構造を実際に目にする機会がないこともあり、皆興味津々でした。

宿泊場所は、お風呂・温水プール施設である「サンホールはぴねす」。ここに宿泊するのは極めて異例なんだとか。夕食はシチューを自炊しました。お米は鷹栖町産のななつぼし!ギョウジャニンニクの天ぷらもいただき、どれも絶品でした。

2日目は昨年度行われたDIYプログラムでもお世話になった農家の照井さんのお手伝いから作業スタート。お米の播種(種まき)作業として、種籾の乾燥からベルトコンベア式の播種機を用いて育苗箱をつくり、ビニールハウスの中に運ぶという一連の流れを体験させて頂きました。鷹栖町の美味しいお米ができる工程を一部でしたが体験できたことで、さらに鷹栖町のお米に親近感を持つ機会となりました。

その後は、前回DIYを行った古民家(前回のDIYの様子はこちら)と、前回もお会いした寄木細工職人の加藤瑛瑠さんの工房兼自宅にお邪魔させて頂きました。どちらとも前回から大きく変わっている部分が多々あり時間の流れを感じました。瑛瑠さんは高校の同級生とともに4月29日に工房「そなも」をオープンし、家具や木工製品を制作しています。お邪魔したのは4月17日と工房オープン前で、作品や制作に使う大きな機械を見せていただき、活動参加者にとってもオープンが楽しみになる時間となりました。
昼食は照井さんのご家族に加え、地域おこし協力隊の方など地域の方々と一緒にご飯をいただきました。鷹栖町のお米でつくったおにぎりはやっぱり美味しかったです。

午後は再びDIY作業。昨日剥がした床に糊を塗り、再び新しい床に貼りかえる作業をしました。初めてやる作業に悪戦苦闘しながら糊を塗っていきました。そのあと、講師の方に床を貼る作業をして頂きました。手際よく床を貼っていく姿はまさに職人技でした。今回DIYを行った移住体験住宅は、今後鷹栖町を訪れる若者の滞在拠点にもなるということで、部屋のレイアウトの検討を行い活動は終了しました。

(記事を書いた人:ひろと)

参加者の声

私にとっては、初めての地域に根付いたプロジェクト、初めての鷹栖町、初めてのDIY…と初めてのことだらけの2日間でした。2日間だけでしたが鷹栖町に関わりながら様々な生き方をしている人たちに出会うことができ、沢山の刺激や衝撃を受けました。どの人も鷹栖町を大切に思っていることが伝わってきましたし、新しいことをあえて地元で挑戦しようという人が多く、鷹栖町全体に新しい風が吹き込んでいるように感じました。DIYや農作業も不慣れではありましたが楽しく作業できましたし、家やお米ができるまでのプロセスを少しですが知れて良かったです。今度はもっとガッツリやってみたいです(笑)。今回の活動を通して、微力ではありますが鷹栖町盛り上げのお手伝いができたかと思うと嬉しいです。また、これからも関わっていきたいという気持ちが生まれました。最後に、お昼ごはんに食べた「たかす牛鹿れー」や「鷹栖町産 ななつぼし」のおにぎりが本当に美味しかったです!あと、鷹栖町のダジャレ文化(?)が結構すきです。(あん)

 

古民家再生DIYということで、普段目にすることの無い家の構造が見れたり、実際に道具を使って本格的にDIY作業をしてきました。初めてやる作業がほとんどで正直上手くできるか不安でした。しかし、とりあえず「やってみよう」という場を作ってくれる鷹栖町の方々、DIY師匠の番匠さんや一緒に活動したメンバー。そのほかの場面でも出会う人みんなが優しく受け入れてくださり、「あったかす」を肌で感じることができました。また、鷹栖町やそこに住む人それぞれが挑戦している姿を見て自分も色々なことにチャレンジしていきたいと感じさせられました。美味しいご飯とともに大好きなお米にも触れることができて充実した2日間でした。私も鷹栖町に負けず、これから頑張ります!(もとちゃん)

 

普段経験することのない規模のDIY作業ができ、貴重な経験になりました。昨年度にDIYを行った古民家に行くことができ、自分が関わった物が鷹栖町という町に残っていると思うと、鷹栖町をもっと知りたい、関わっていきたいと改めて思いました。播種作業は初めての経験で、鷹栖町のおいしいお米づくりの一部を体験できて嬉しかったです。鷹栖町には「あったかす」という合言葉があり、言葉の通りとても心温かい町で、新しくできる場所や活動など、とても熱量のある町だと改めて感じました。(くめちゃん)

 

ワンポイントメモ【鷹栖町産ななつぼし】

鷹栖町のブランド米。地形や気候等の条件が全て米作りに適した鷹栖町でつくられるお米は甘みが強く、私たちが鷹栖に行く際の楽しみの一つとなっています!詳しくはこちら