実施内容

※本記事は石狩市浜益区との連携で制作しました。
参考:(はまます 果樹園プログラム~その1~)(地域の魅
力と都市をつないでいきたい~井上優太/地域おこし協力隊

 

こんにちは!石狩市浜益区地域おこし協力隊の井上(ゆうた)です。
大きさや見た目の問題で売り物にならない規格外のハネ品のりんごをドライ加工し、浜益のりんごをより多くの人に届けることで浜益や果樹園の関係人口(ファン・リピーター)創出を目指し、ドライアップル商品化に向けて試行錯誤しています。
今回、自分の手で生産・収穫したりんごを届け、ドライアップル商品化に向けてアイデアを収集することを目的に、りんごをツールにオンラインで交流する「りんごナイト」を実施しました。事前にドライアップルを作りだめして、品種や切り方等による味の違いを研究。また、ドライアップルと他の食材の組み合わせの可能性を模索する試食会も行いました。人によって品種やアレンジの好みが分かれることを体感しました。


そうした試行錯誤を経て、企画チームで話し合いを重ねながら、印度・ハックナイン・スターキングデリシャスという3種類のりんごを加工し、ドライアップルを製作しました。また、りんご生産の1年を伝える紹介冊子や、試食会で美味しかったアレンジのレシピを作成、本企画の参加者に郵送しました。


当日は、ドライアップルを食べながら、紹介冊子で農作業の1年の紹介をしたり、果樹園での活動で撮影した動画を観たりして、自然豊かな浜益の果樹園の雰囲気を味わい、手元にある果物が生産された背景を伝えようと取り組みました。


次に、レシピを見ながらドライアップルのアレンジをしました。参加者はレシピの中からやってみたいアレンジをそれぞれ行いました。ヨーグルトに漬けたり、クラッカー・クリームチーズとサンドにして食べたり。試食しながらグループに分かれて交流や、商品化のためのアイデア出しを行い、最後にアイデアの発表・参加者全員で感想を共有しました。

紹介冊子・アレンジレシピ・動画はこちらから。

(記事を書いた人:石狩市浜益区地域おこし協力隊 ゆうた)

参加者の声

今回のテーマの一つとして、果樹園の1年を知ること、が挙げられると思います。果樹園というと、収穫時期の様子ばかりを思い浮かべがちですが、果樹園の仕事は​1年中続きます。この企画に関わったことで、冬の雪おろし作業や枝の剪定をはじめとする、多岐にわたる果樹園の仕事を知ることができました。さらに、ドライりんごの商品化に向けて取り組む過程で、商品にならず捨てられてしまうりんごが多い中、それでも大事に育てたりんごを有効活用しお客さんに届けたい、という協力隊員の強い思いを感じました。今後も続けていきたいプロジェクトです!(はっちゃん)