実施内容

活動当日は朝から雨が降っていました。イコロの森で動物たちに餌をやり、馬のナナを馬運車にのせて、和みの森へ出発しました。到着した後は、少し雨がやみ、子どもたちが来るまでテントや机の準備、火起こしをしました。準備をしていると徐々に参加者の子どもたちが集まってきました。準備がひと段落したところで、子どもたちと遊び始めました。子どもたちの中には月一森に慣れている子もいれば、緊張している子もいました。私も久しぶりの活動ではじめは少し緊張していました。けれど、子ども同士の遊びに巻き込まれて、すぐに子どもたちと仲良くなることが出来ました。

和みの森では、決まったプログラムはありません。子どもたちはもちろん、大人も私たちボランティアも、自由に森での時間を過ごすことができます。私は、少し離れた小川まで森や原っぱを散歩するグループと一緒に15人ほどで、自然を楽しむことにしました。生き物好きな子が多く、みんなでバッタを捕まえて遊びました。お兄ちゃんの真似をして一生懸命捕まえようとする弟くんの姿が印象的でした。
興味の赴くままに進んで行くと、道のそばにスモモの木を発見しました。届かないところにある実をなんとかして採ろうと必死!みんなで木にのぼったり、ジャンプしたり、なんとかしてスモモを採りました。熟している実は甘くておいしかったです。スモモの木の先には目的の小川がありました。小川を見つけるやいなや、長靴を履いた子たちはどんどんと川の中に入って行きます。

すると…「ドンッ!!」という音が森の中に響きました。なんと、さきほど登っていた木が倒れてしまったのです。葉が生い茂っていて元気な木に見えましたが、根っこが腐っていて倒れてしまいました。改めて森の中にある危険を認識しつつ、倒れた木を観察したり、登ってみたり、子どもも大人も興味津々でした。倒れたおかげでたくさんのスモモをゲットすることができました。

こんなふうに思い思いに森の中での時間を過ごすうちに、終了時間が近づいてきました。最後は集合写真を撮り活動を終えました。

(記事を書いた人:ほんはる)

参加者の声

子どもたちや保護者の方たちと一緒に森を散策するのがとても楽しかったです。当たり前ですが、一人ひとりが感じていることは私が感じていることとは全く違います。目の前で感じている森や自然の面白さをその場でそのまま共有すると、その違いにはっきりと気づきます。感じていることは違っていても、共感することはできます。お互いに森や自然の面白さに共感し合えたときは、喜ばしい気持ちになりました。(ほんはる)

当日は雨が降っていましたが、タープに溜まった雨水を落としてはしゃいだり、雨の中を全力で走り回ったり、悪天候すら楽しむ子どもたちの元気な姿が印象的でした。森の中のことは子どもたちの方が詳しく、森での遊び方やきのこの豆知識を教わり、とても勉強になりました。活動後半は、子どもたちともかなり打ち解け、各々の恋話に花を咲かせたのも良い思い出となりました。(こころ)

 

※本記事は、休眠預金を活用した『北海道未来社会システム創造事業』を活用し作成しています。
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