実施内容

【1日目】
旭川まで鷹栖町役場の方に迎えに来てもらい、鷹栖町へ。あたりはもう真っ暗。鷹栖町に入ったときは、テンションが上がりました。宿泊場所は、DIYプログラムで古民家を再生した移住体験住宅。綺麗で快適!ぐっすり眠れました。

 

【2日目】
まずは、工房そなもへ。今回の活動のメイン、かまどづくりです。まずは、レンガを運びます。その後は、かまどづくりチームとテーブルの脚を作るチームの二手に分かれました。
かまどづくりでは、寄木細工作家の加藤さんに教えていただきながら、運んできたレンガに耐火モルタルを塗り、1段ずつ重ね置いていきました。重たいレンガを片手に持ちながら他のレンガとの接触面にモルタルを塗るのが少し難しかったです。モルタルを塗ってレンガを置いたら、ハンマーでたたき、モルタルの空気を抜き水平にします。そして、またレンガの上にモルタルを平らに塗り、その上にレンガを重ねていきます。4段目にいったところで午前は終了!

テーブルの脚づくりは、家具作家の金丸さんに教えていただいて、午前午後合わせて4個製作しました。廃材から切り出した木に穴をあけ、直角になるように確認したら、ねじで木と木を留めます。それから、怪我をしないように角を丸くして完成!

お昼は、古民家カフェ「ぢま弁」でいただきました。鷹栖の野菜がふんだんに使われたランチを堪能しました。
午後もまたレンガを運び、モルタルを塗りながらレンガを積み上げていきました。薪を入れる穴や釜を入れる穴などができるようにレンガが積み上げられていき、みるみるかまどらしくなっていきました。そして、ついにかまども完成!

その後、鷹栖町北成地区で米やブルーベリーを育てている鷹總という会社を家族で営む照井さんの納屋に伺いました。そこには収穫した米を出荷するために必要な沢山の大きな機械があり、それらを見学しました。収穫した米を乾燥させ、もみ殻を取り除き、選別し、袋詰めするまでの工程を実際に機械を見ながら知ることができました。
夜ごはんは、工房そなもへ戻ってバーベキュー!鷹栖町の方々や町外から鷹栖町に関わる方々と交流することができました。みなさんとてもフレンドリーで、人の温かさを感じながらのバーベキューでした。

 

【3日目】
移住体験住宅を出発し、鷹栖町ツアー!鷹栖地区住民センターふらっとで、たかすサークル企画のふるさと写真展やメロディー橋を見学しました。メロディー橋は鉄琴が付いておりひとつずつ鳴らしていくと、「夕焼け小焼け」のメロディーを奏でることができます。憩いの杜「パレットヒルズ」の展望台にも行きました。
その後、照井さんの田んぼに伺い、なんとコンバインを運転させていただきました!まっすぐ走るように、そして稲を刈り残さないようにレバーを前後左右に微調整をしながら走りました。そして、収穫した米をトラックに載せ、昨日見学した乾燥機へ。トラックの荷台一杯に載ったお米をトラックから、乾燥機へと流し込む光景は迫力がありました。そしてその後、米の袋詰めも体験しました!一つ一つ手作業で、沢山の米が入った重たい紙袋をしばっていく作業は大変だなと感じました。収穫から袋詰めまで、毎日食べている米について実際に目にしたり体験しながら学ぶことができました。

その後は、地元の人が利用しジュースやアイスクリームなどを作れる四季の里という加工センターを見学したり、北野公園に行って、珍しい電気遊具で遊んだりしました。
鷹栖町をたっぷりと堪能した3日間でした!
(記事を書いた人:あやね)

参加者の声

地域の方と一緒に、こんな感じかな?と試行錯誤しながら、普段目にすることは少ないかまどづくりができ、貴重な経験になりました。お米の黄金色に染まった田んぼに囲まれた中で、普段住んでる都市部とは違う時間の流れを感じ心が落ち着いている自分がいました。地域の人がこのかまどで炊いたご飯を囲んでいる姿が想像でき、今後も一緒に作ったかまどが地域に残ると思うとワクワクします。以前活動でDIYをした場所に宿泊したり、播種したお米を収穫したり、何度も鷹栖町に足を運んでいる中での繋がりを感じる機会にもなりました。また行きます!(くめちゃん)

かまどづくりということで事前にイメージがつかみづらい部分がありましたが、実際に作業して作ることでかまどの素材や仕組みなどへの理解を深めることができました。私にとっては久しぶりの鷹栖町でしたが、活動の度に自分にとって居心地の良い場所になっているような気がしています。そして今回まちラボの方たちとも交流したことで、今後の活動への期待感も高まりました。(ひろと)

 

※本記事は、休眠預金を活用した『北海道未来社会システム創造事業』を活用し作成しています。
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