実施内容
【1日目:オリエンテーション】
札幌市から車で4時間半ほどかけ、佐呂間町に到着しました。まずはオリエンテーションが、役場で行われました。町長さんから佐呂間町に対する思いをお聞きしました。子育てや福祉に力を入れていることを聞き、とても住みやすい街だと感じました。また、佐呂間町の魅力の一つであるホタテの養殖に力を入れていることも分かりました。実は産業的には漁業だけでなく、酪農も盛んで牛の数が人口の4倍もいます。また、町長さんの話からは未来に対する希望や明るい話が多く、聞いていて嬉しい気持ちになりました。私自身も地域おこしに興味があり、今回参加したのですが、ぜひやってみたいと思いました!
【2日目:サロマ湖見学】
サロマ湖は佐呂間町の観光の中心地であり、道東でも観光の拠点になっています。最初から漁業が盛んだったわけではなく、最初は湖内の水質によって、牡蠣が激減したり、養殖技術の確立にも苦戦したりと多くの苦労がありました。そのような努力によって、世界初の湖でのホタテの養殖を成功させたと聞き、感動しました。サロマ湖は、とてもきれいでした。そしてサロマ湖のホタテは、とても美味しかったです。ぜひまた行きたいと思いました。
【2日目:酪農見学】
佐呂間町の基幹産業の一つである農業。中でも特に酪農が盛んに営まれています。そんな酪農を支えているTMRセンターに行って来ました。TMRセンターとは「牛の給食」を作っている施設のことで、センターで作られ梱包された栄養価の高い飼料は、各農家さんの牧場に配送されます。次々と大型トラックによって運び込まれ、積み重なっていく飼料の様子は圧巻の風景でした。
次に、佐呂間町に移住し新規就農した農家さんと交流しました。「脱サラして農業をやりたい!」という強い想いから、本州から日本有数の酪農地帯である北海道に引越し。独立して就農した当時の心境や農業に対する情熱、佐呂間町での暮らし等々、貴重なお話を聞かせていただきました。その後、牛舎に行き牛の餌やり体験をしました。、仔牛が人懐っこくてとても可愛かったです。
他にも、デントコーンを収穫する農業トラクターに乗車したり、農業体験者用の宿泊施設の見学をしました。JA佐呂間では農業体験・実習に積極的に取り組んでいて、最短3日から参加できます。受け入れ体制はバッチリ整っているので、いつでも身体一つで来てくれたら、と嬉しい言葉をいただきました。今回見たり聞いたりした「佐呂間町の農業の魅力」に次はもっとたっぷり触れてみたい!と強く思いました。
(記事を書いた人:あさおくん、りょーへー)
参加者の声
札幌から遠く、今まであまり馴染みのなかった佐呂間町ですが、今回の活動でさまざまな魅力を知ることができました。特に印象に残っているのは、TMRセンターです。個人で作るには労力と費用のかかる牛の餌を、1カ所でまとめて作って分配する仕組みがあることに驚きました。この仕組みがあることで、農業やその他の一次産業に取り組みやすいのだと思いました。他にも美しいサロマ湖や、ホタテバーガー、アイスクリームなど、佐呂間町にはたくさんの魅力があり、とても居心地の良い町でした。(ゆうか)
3日目の様子がわかる後編はこちら!