実施内容

【1日目】
鷹栖町到着後、かまどがある工房 そなもへ。9月に行われたかまどづくりプログラム(活動の様子はこちら)で作ったかまどの仕上げ作業が終わり、素敵なかまどが出来上がっていました。昼と夜は、工房そなもを会場にかまど料理を通した交流会が行われる為、会場準備を行いました。

準備の後は、かまど料理のメインであるお米の収穫体験!鷹栖町で美味しいお米を作っている、お米農家の平林さんに手狩りの方法を教えていただきました。稲穂を片手でしっかり持ってカマで刈るのですが、ここでポイントが!ノコギリを使う時のように刃を擦るのではなく、自分のおへそに向かって刃を一気に引くように意識すること!初めての稲刈り体験に苦戦していた参加者も、このポイントを意識すると、刈るスピードがどんどん早くなりました。

収穫体験後は工房そなもに戻って、会場に集まった町民の方と一緒に食材を切ったり、
かまどを使ってお昼ご飯を作ったりしました。メニューは鷹栖町の美味しいお米と、野菜たっぷりのお味噌汁。炊きたてのご飯はとても甘く、なんといってもかまど炊きによるおこげが美味しかったです。

ご飯を食べた後は、鷹栖町北成地区でお米やブルーベリーを育てている鷹總という会社を家族で経営している照井さんのお庭へ。そこにはミントやローズマリー、レモンバームなどたくさんのハーブがあり、今回は入浴剤づくりを体験しました。リラックス出来るなどのそれぞれのハーブの効果を教えていただきながら、好きな香りのハーブを組み合わせて、オリジナルの入浴剤が完成しました。

入浴剤完成後、北成地区を探検しようと車を走らせていたところ、以前にブルーベリー収穫体験をさせていただいた狩野さん(収穫体験の様子はこちら)が新しくブルーベリーの木を植えるために、畑に穴掘りをしていました。突然ではありましたが、ぜひ力になりたいと思い一緒に掘ることに!日が暮れる前に予定の数の穴が掘り終わり、来年の収穫がとても楽しみになりました。

夜は再び工房そなもへ。町民の方々とかまどでお米を炊き、バーベキューをしました。普段していることや、趣味、鷹栖の魅力などを話し、交流を深めました。

【2日目】
鷹栖地区住民センター「ふらっと」へ。鷹栖地区公民館の恒例行事である「歩こう会」に参加しました。歩こう会はふらっとから、パレットヒルズまでの約5キロの道のりを歩くイベント。青空の下、準備体操をしっかりしていざ出発!どんぐりがたくさん落ちていたり、トンボが飛んでいたりと、ゆっくり歩いているなかでの発見がたくさんありました。道中は町民の方と、鷹栖町の魅力や普段どんなことをしているかなどの会話をし、約1時間でパレットヒルズに到着しました。

帰りはバスでふらっとに戻ると、町民の方がジンギスカンを用意してくれていました。たくさん歩いた身体に染みわたるおいしさでした。

午後は鷹栖町内の案内をしていただきました。修理した家具や廃材から作られた小物などが展示販売されている再生工房や、鷹栖町産のワインの販売会を見学させていただきました。
町民の方と一緒に、
“あったかす”な時の流れを過ごした2日間でした。

(記事を書いた人:くめちゃん)

参加者の声

私は、かまどを使ってごはんを炊くのは初めてでした。炊きあがったごはんはとても香ばしくて美味しかったです。新米をはじめとする鷹栖町の方々が用意してくださった食材、主に廃材からみんなで作ったかまど、かまどでごはんを炊く知恵など、鷹栖町の方々のコミュニティの強さ・温かさがあるからこそ、それらが集まってできたプログラムだと感じました。2日目の歩こう会では、地域の人に混ざって参加することができ、地域の人と話したり、歩いたからこその発見が多くあったりして、とても楽しかったです!(あやね)

私は今回初めて鷹栖町を訪れましたが、とても居心地の良い町だなと感じました。空気や景色がきれいなのはもちろん、町の方同士の仲が良く、2日間リラックスして活動に取り組むことができました。新米炊き体験では、かまどで炊いた新米とお味噌汁を皆さんと一緒にいただきました。新米は甘みが強く、お味噌汁は具材のうまみが出ていてとてもおいしかったです!鷹栖町で取れたものを地元の方と一緒に食べることができて幸せな時間でした。魅力溢れる鷹栖町にまた行ってみたいです!(ゆうか)

 

※本記事は、休眠預金を活用した『北海道未来社会システム創造事業』を活用し作成しています。
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