実施内容
1日目は、交流会館にて役場の職員の方から秩父別町の概要や魅力についてレクチャーをしていただきました。なぜ秩父別が鐘のまちになったのか、なぜコンパクトなまちなのかが分かる貴重な機会となりました。答えが気になる方は、秩父別町を訪れてみてください。
レクチャーの後は秩父別町内を車で散策したり、百年記念塔※1に登って秩父別町の町並みを見下ろすなど秩父別町のコンパクトさを体感できた1日となりました。散策の途中で雨が降ったということもあり、空には大きな虹がかかっていました。
活動2日目は道の駅にて、地域おこし協力隊の方々とホットサンドの販売を行いました。朝からテントの設営をし、農産物加工センター「くるり」で秩父別産のお米やブロッコリーを使ったホットサンドを調理しました。美味しそうなホットサンドにお腹を空かせながら、販売開始までに約30個ほど作りました。
そして、いよいよお昼から販売開始!ホットサンドの他に、秩父別のお米を使ったポン菓子とドリンクも販売しました。道の駅や温泉に訪れた家族連れの方、レストランに昼食を食べに来た方などが「何を販売してるの?」と興味を持って買いに来てくれました。タコライス味のホットサンドとアイスコーヒーが特に人気でした。お客さんとのコミュニケーションを楽しみながら、夕方まで出店しました。
夜は秩父別町の方々と交流会を行い、秩父別町に来た経緯や秩父別町の魅力などをたくさんお聞きすることができました。協力隊の方同士の仲が良く、暖かい町だと感じました。また、初めて緑のナポリタンをいただきました。鮮やかな見た目に驚きましたが、ブロッコリーが練り込まれた麺とトマトのベースの相性が良く、とても美味しかったです!
最終日は活動の振り返りを行いました。3日間を通して感じた秩父別町の魅力や新たな提案を、全員で共有しました。「コンパクトな町で、行きたい場所が徒歩圏内にある」「景色がきれい」「町の方が年代問わず集まれるコミュニティスペースがあるといいかも」など、様々な意見が出てきました。
コンパクトシティ・秩父別町で、人々の温かさに触れながら美味しいご飯を満喫した3日間になりました。ぜひ冬の秩父別町も訪れてみたいです!
(記事を書いた人:いっしー、ゆうか)
※1 百年記念塔
開基百年を記念してつくられた塔。重さ2.8トンの国内最大級の鐘が設置されており、1日3回時を告げる。
参加者の声
今回のおためし協力隊で秩父別町に行くまでの秩父別町に対するイメージは、小学生の頃にやった田植え体験による「お米」と「トマトジュース」の2つでした。でも、実際に行ってみたらその2つは秩父別町のほんの触り程度だったと思える程、「食べ物」や「景色」、そして「町民の皆さん」等の多くの魅力が集まった町だということを知ることが出来た3日間でした。
特にブロッコリーについては、そのまま提供するだけでなく、パスタや天ぷらなどの様々な料理食べ物に変身させてより美味しく提供するアレンジ力には驚きでした。パスタも天ぷらもとっても美味しかったです。秩父別町はコンパクトな町ですが、そこに住んでいる皆さんは温かな繋がりが絶えないとても居心地の良いアットホームな町であり、また行きたいなと思う町でした。(二号)
初めて秩父別町を訪れたのですが、町の方や地域おこし協力隊の方との交流を通し、観光目的で訪れただけでは感じることのできない町の内側の魅力を感じることが出来たのではないかなと思います。特に町の方と協力隊の方の関係性の深さや、秩父別町で暮らしている方から見た秩父別町についてのお話を聞くことができた交流会やワークショップがとても印象に残っています。
今回のプログラムに参加する前から地域おこし協力隊にとても興味があったのですが、個人として町に行っただけでは協力隊の方と関わりを持つことは難しいなと考えていたため、今回のプログラムで直接様々なお話を聞くことが出来たということは自分の中で大きな経験になったのではないかと思います。
スケジュールの合間に町を散策すると、ブロッコリーや鐘などを模したものや特産品に触れることができとても有意義な時間でした。冬は雪がたくさん積もり、雪景色がとてもきれいということなので、冬の秩父別町にも行ってみたいなと思います。(りな)