実施内容

第2回目となる今回は、加藤朝彦さんをゲストにお招きしました。加藤さんは、2017年度から2年間、喜茂別町で地域おこし協力隊として活動していました。現在はcoffee&sharespace tigris[チグリス]の経営をされており、2020年10月に合同会社まるめがねを設立されました。加藤さんは、札幌市出身。東京へ進学・就職され、お子さんの誕生を契機に喜茂別町に移住されました。

高校時代は、「小学校の先生になろう」と考えていた加藤さん。高校卒業後、浪人期間を1年間経験しました。その1年が加藤さんの人生を大きく変えるきっかけに。
予備校時代の友人との出会いが、現在の「デザイン」につながる進路の選択に影響を与えたとのこと。高校時代までと「異なる価値観」を持つ友人が加藤さんの考え方に変化をもたらしました。
加藤さんの友人の中には「私は北海道に残って、みんなが帰って来やすいように受け皿を作る」と語る方もいたそうです。そんな中加藤さんは、「自分は東京でスキルを学び、それをいつか北海道に還元したい」との思いを持って東京の大学へ進学。その後、喜茂別へ移住する際には「北海道を盛り上げたい」との思いを持っていたそうです。

今後は、「好きなところで暮らすという選択肢を増やすことをやっていきたい」と語っていました。地域で働ける選択の幅を増やすことで、次の世代を担う子どもたちが町に帰ってこれる環境を作っていくこと。それがこれからの加藤さんの目標だそうです。

ゲストの「過去の話」を掘り下げる179RELATIONS RADIO。他では聞けない話が盛り沢山!第3回の放送も企画中です!お楽しみに!

視聴者の感想

・普通のセミナーとちがって、面白い活動している人の今にいたるきっかけ、バックグラウンドを聞くことができた。
・ゲストの加藤さんの過去について詳しく聞くことができたのと、加藤さんが色んなことを選択していく上での考え方も聞けて、とても興味深かった。
・初めの頃は特に自分の軸となるものはなかったのが、年を重ねていくとともに自分の軸が確実なものになっていくお話がとても印象的でした。

主催者の声

完成された加藤さんではなく、学生時代の余白のある未完成な加藤さんを垣間見ることができたことが、このラジオの1番の魅力だったのではないかと思います!学生時代に何を悩み、どのように選択していったのか。当時、考えあぐねていた等身大の加藤さんの声は、今まさに同じ道を通っている私達大学生にとって深く響くものでした。そして、好奇心旺盛で成長意欲が高く、自ら人生を切り拓いていく加藤さんの姿は本当に素敵だと思いました!これからも、「179リレーションズ」だからこそ知ることができる、情報の詰まったラジオ企画を考えて行きたいです!(みう)

 

※本事業は、独立行政法人環境再生保全機構地球環境基金を活用し実施しました。
※本記事は、休眠預金を活用した『北海道未来社会システム創造事業』を活用し作成しています。
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