実施内容

今回は、2020年夏に厚真町と森町の二か所で実施された北海道教育大学函館校の「地域づくり支援実習」の報告が行われました。厚真町の報告は、実習に参加した4名がオンラインで報告を行いました。約20名の学生が聴講し、来年度の参加を検討していました。
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発表する前にそれぞれ担当を決め、参加した理由や得られたことなど参加したときのことを思い出しながら資料を作成しました。当日発表した内容をここで少しだけご紹介します。

参加動機には,「友達から聞いて興味を持った」「被災から2年経った現在の厚真町を自分の目で見たいから」「少しでも力になれたら」などがありました。また,実習中の目標に「主体性・臨機応変さを身に着けたい」「『地域と子ども』をテーマに,地域の教育の魅力と課題を捉えたい」を持ちながら実習に臨んでいました。


写真1:発表中の様子①

 

実習中はしいたけ農家さんのお手伝い,学童で子どもたちと接することをメインに活動していました。農作業で,見る機会の少ない生産現場に関わり,食べ物の有難さ大切さを実感し,食への意識に変化がありました。


写真2:発表資料①

学童では,人や環境によって雰囲気に違い,現代における学童の価値をとても感じました。

写真3:発表資料②

「自らの考え方に変化があった」,「教育と地域づくりの繋がりやコミュニティの重要性を実感した」など実習で得られたものが大きかったです。そして,「沢山の人と関わっていきたい」「日常から意識して生活したい」など課題も出てきました。

学生の多くが画面をオフにしていて顔が見えないかったため、どういう反応だろうと不安な気持ちでした。終わったあと「良かったよ」と声をかけてもらえて、とても安心しました。実習の期間が被っておらず、この報告会で初めて会う人もいましたが、同じ実習に参加した者同士、すぐ打ち解けることができました。これも厚真町に滞在したという共通点があったからです。


写真4:発表中の様子②

参加者の声(感想)

報告会を通じて、自分の学びを文字に起こし言葉にすることで、自分の参加した実習は価値のあるものだと実感することができました。当日は伝えたいことが多すぎて,つい話しすぎてしまいました。そのくらい厚真町で過ごした2週間は濃い時間でした。久しぶりにお世話になった方々と顔を見て話せる機会だったのに、画面上というのがなんとも言えないもどかしさがありました。コロナが落ち着いたら実際に会ってお話したいです。(リオ)

画面上ではありますが、厚真町で出会った方々とも顔合わせが出来て嬉しかったです。そして、実習で学んだこと・課題などを振り返ることで、今後の生活にどのように活かしていけるかを考える良い機会となり、とても充実した報告会でした。(ゆめか)

(記事を書いた人:リオ,しんちゃん)

 

※本記事は、休眠預金を活用した『北海道未来社会システム創造事業』を活用し作成しています。
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