実施内容

現地に出向くことはできなくても旭岳に関わる活動がオンラインでできないか、というアイデアから今回の活動が始まりました。今回は旭岳ロープウェイ姿見駅に設置する旬の花を紹介するパネルを作成しました。元々掲示されていた紹介パネルは花の写真と名前のみの掲載でしたが、私たちは「チングルマ」と「エゾノツガザクラ」の生態について書籍や論文で調べ、詳しくまとめたパネルを作りました。興味を持ってもらいやすいように、姿見の池園地内でもよく見られる有名なこの2種類を選びました。

パネルの作成にあたってはただ自分たちで調べてまとめるだけでなく、旭岳自然保護監視員の方々とZoomでのミーティングやチャットを通じてやりとりしながら作業を進めました。どのような情報を載せたら訪問者に興味を持ってもらえるか、旭岳自然保護監視員の方々からアイデアやアドバイスをいただいたり、パネルに掲載できそうな花の写真を撮影していただいたりして、パネルを完成させました。完成したパネルは花盛りの時期に、旭岳ロープウェイ姿見駅で展示されました。

ボランティア参加者の声

旭岳訪問者の多くが利用するロープウェイの駅に展示されるパネルを作成したことで、人に見せるものを書くという責任を感じました。また、”図鑑に載っている基本情報より一歩踏み込んだ面白い情報を”という大雪山自然学校さんからの希望に答えるために多くの文献に目を通したのですが、それでもなかなか希望に当てはまる情報が手に入らなくて難しかったです。パネルが完成した時には達成感を得ることができました。今回の活動を通して、オンラインでもボランティア活動ができるんだ!という発見がありました。旭岳に出向くことはできなくても、旭岳の自然保護に貢献できたことは有意義な体験でした。今後もしばらく私たちの活動はコロナウイルスの感染状況に左右されそうですが、旭岳に行けない期間も活動を諦めずに続けられそうです。

(記事を書いた人:のん)

 


(チングルマ担当:のん)


(エゾノツガザクラ担当:きたむー)

 

※本記事は、休眠預金を活用した『北海道未来社会システム創造事業』を活用し作成しています。
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