実施内容

2018年9月6日、北海道胆振東部地震が発生しました。
地割れや地盤沈下、ブラックアウトなど北海道全域に被害をもたらした本災害。特に、厚真町・安平町・むかわ町の胆振東部3町では、土砂災害など甚大な被害が発生しました。
NPO法人ezorockでは、発災2日後から現地での支援活動を開始。
安平町災害ボランティアセンター立ち上げ支援、子どもの居場所づくり、乾燥野菜プロジェクト、シカ柵再建など地域の方々や多数の外部団体と連携しながら多岐に渡る活動を実施してきました。

写真:子どもの居場所「ハッピースターランド」

そんな災害から3年が経った今年、厚真町の木からつながりのけん玉が誕生しました。
※厚真町とけん玉のつながりはこちらから

今の厚真からお世話になった方々へ、お礼の気持ちと未来への想いを届けたい。そんな想いでプロジェクトが始まりました。発災直後から子どもたちの居場所であった「ハッピースターランド」でも絶大な存在感を放ち、人々の心を繋げる大切なツールであった「けん玉」を、厚真の木で作って届ける”TSUMUGIプロジェクト”が始まりました。

写真:ハッピースターランドでみんなでけん玉

2019年11月に始まったTSUMUGIプロジェクト。厚真町のカエデの木を2本伐採するところからスタートしました。

写真:木を切ってくださったのは厚真町で林業を営む西埜馬搬さん

そこから、日本各地の方の手を渡りながら、木を乾燥させ、けん玉の形へ加工、塗装、焼きラインという、いくつもの行程を経て2021年10月ようやく完成しました!
けん玉は「あつまけんだまクラブ」のロゴが入った袋に入れ、このけん玉にかける斉藤さんの想いと制作過程に関わった方々のロゴマークを載せたカードを同封しました。お世話になった方ひとりひとりのエピソードを噛みしめながら、一つ一つのけん玉を梱包し全国へ(遠くは海外まで!)送り出しました。

写真:完成したけん玉と一つ一つ梱包する斉藤さん

このつながりのけん玉を受け取った方々がInstagramで発信しています。
ぜひ「#TSUMUGIプロジェクト」で検索してみてください!

(記事を書いた人:たに)