実施内容

【こども園、放課後こども教室@厚真町】
今回、厚真町の学校と学校とは違う括りにある「こども園」「放課後こども教室」「放課後児童クラブ」について見学やお話を聞かせていただき、子どもに合わせつつ、成長を促す環境づくりについて学びました。
そこでは「どういった願いを込めているのか」「体験がもたらすもの」「環境づくりのリスク」などについて対話を織り交ぜながら、さまざまな考え方に触れました。

「こども園」「放課後こども教室」で児童の遊び体験の必要性と環境づくり、子どもに対するビジョンと子どもへの願いを聞いたり実際の環境づくりを目の当たりにしていく中で、子どもに対するアプローチについて考えました。中でも「主体性の意義」に関して考えさせられました。

厚真町の子どもたちは、体験のプログラムに取り入れていることもあってサーフィンができる子が多いそうですが、中にはやりたくない子もいるそうです。そこでやることを強制せずに判断を児童本人に委ねるようにしているそうで、「その児童がやりたくない、というやらない決断をする時点で、主体的である」という考え方があるからです。主体性に関して「前向きで自ら考えて行動できる」というあまりネガティブな考え方を含まないイメージをよく耳にします。しかし、やらない決断というネガティブにもとれる一面についても尊重することに意味があることに気付かされました。このように主体性について、どのような判断・考え方であれ意思を持ち自ら判断、行動できることが大きな意味を持つということに気づくべきであると思いました。
お話を聞いたり実際に見学していく中で、子どもの意志を主軸に考え、行動することがその子にとっても、地域にとっても価値があることだと理解できたし、遊んできた環境によってその遊び場の扱い方や考え方の中に、自発性の向上が見られることなどを学んだりしました。今回のボランティアを通して、「主体性は、子どもから生まれる考え方を尊重していかなければならない大人の介入によって引き出されたり、時に正さなければならない部分がある」という矛盾性から課題を見つけたので今後の学習の中で自分なりの考えを出していきたいです。(メルシィ)

 

【もりっ子@苫小牧市】
今回、幼稚園児が放課後に参加する「もりっ子クラブ」、もりっ子クラブを卒業した小学生が放課後に参加する「もりっ子アフター」、幼稚園の活動内の「自然遊び」の3つの活動に参加しました。
「もりっ子」はNPO法人いぶり自然学校が行っている活動の一つで、苫小牧市ひかりの国幼稚園の敷地にある森を子どもたちと探索します。

「もりっ子クラブ」では、上下ジャンパーに首タオル、手には軍手、靴は長靴、水筒・虫かごをもった園児が、崖を登った先にある展望台に集合してのスタートでした。「もりっ子アフター」では、薪割道具を持って出発している子どももいました。

森の中での過ごし方は自由。その子の興味が向くままに進みました。鹿に会った日もありました。私たちは、事前にNPO法人いぶり自然学校の上田さんから、この活動が社会教育であると教えていただきました。「子どもたちは自然のなかで自然と育つ」という考え方のもと、子どもの活動を見守る支援というのを実践しました。見守ってる時は、もっとこうしたら良いのに…と手を出してしまいそうになる部分もありました。でも、そこは我慢我慢。子どもたちと虫を取ったり、枝を剣に見立ててキャラクターごっこをしたりしました。また、木がつり下がり茂っている場所を牢屋に見立てて私たちを入れようと必死になっていました。こうした子どもたちの想像力には驚きました。

もりっ子で険しい山道や崖をすいすい登っていた子どもたちを見て、自然と足腰が鍛えられる環境だと感じました。他にも、私たちよりたくさんのことを知っているし、なんでも知ろう、触ろうとする好奇心旺盛な子どもたちでした。私は、子どもたちの声や表情からこのもりっ子が子どもたちにとって来てよかったと思える、自分の思ったことを全力で楽しめる場なのだと感じました。そして、このもりっ子の環境だからこその子どもたちの成長があるのだと感じました。(やまちゃん)

 

※本記事は、休眠預金を活用した『北海道未来社会システム創造事業』を活用し作成しています。
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