実施内容

今回は、石狩観光協会が行っている釣獲調査管理棟スタッフのアルバイトに、浜益ベースチームのメンバー含め計3名がのべ22日間行ってきました。
石狩市浜益区では毎年、遡上してくるサケの釣獲調査を行っています。調査は1か月半ほどほぼ毎日実施されていますが、人手不足や高齢化の影響もあり今回初めてお声がけいただき、参加することになりました。
サケは毎年秋ごろに、産卵のため生まれた川に遡上します。浜益川では毎年、どれくらいの数のサケが遡上して来たかを調べるため、多くの釣り人の方に協力していただき、調査をしていました。しかし、新型コロナウイルスの影響で一昨年からこの調査が中止されていました。その調査が今年、復活したのです。事前に石狩市観光協会のHPから申し込みを行い、調査資格を得た調査員(釣り人)が最大5匹までサケを釣ります。その後、その釣ってきてくれたサケを見て雄雌の判断をし、アルバイトの私たちを含めたスタッフがサイズを計測し重さを量ります。


川でサケが釣れるところは全国を探しても少ないので、申し込みには定員の約2倍の申し込みがありました。調査当日も「今から申し込みはできないですか?」と聞きに来る方が多くみられました。
休憩時間などに川の方へ行くと、たくさんの方が竿を振っているところを見ることができ、興味深かったです。


業務をこなしていくなかで、自分でも何となく雌雄の判別ができるようになった気がしました!また、本調査対象はシロザケと呼ばれる大きいもので60cmを超える個体なので、計量に来るサケがどれくらいの大きさかとてもワクワクしていました。普段なかなか見ることのできない浜益川に遡上するサケを見ることができ、浜益の豊かな自然を改めて感じることができました。

(記事を書いた人:ごーすけ)

参加者の声

大学でサケのことを研究しているのですが、こんなにもサケを身近に感じるとは思いませんでした。浜益には活動で何回も行っているけど、今までとは系統の違う活動内容だったので地域に関わる人を知るいいきっかけになりました。浜益はいつも時間の流れがとてもゆっくりに感じます。(ごーすけ)

今回はサケの遡上をみてみたいということと、サケに触ったりできるのかなという期待で参加しました。サケを取り巻く釣り人や法律、調査、更にサケを利用しているカモメやカラスに至るまでの生態系を実際に作業を行いながら体感できたのが私にとってとても貴重な体験になりました。また機会があれば参加したいです。(ひろと)

普段の活動ではなかなか出会うことのない浜益の方々と一緒に作業しながら、色々なお話しを聞くことができました。また、浜益の秋の自然をサケを通して堪能できたこともとても素敵な経験や学びとなりました。浜益の新たな一面を改めて知ることが出来ました。(かほ)

 

※本記事は、休眠預金を活用した『北海道未来社会システム創造事業』を活用し作成しています。
舞い上がれ 社会を変える みんなの力 休眠預金活用事業