デスクワークよりも現場で学ぶことが大事

Q:地元である湧別町を飛び出して、札幌の専門学校に進学したと伺いました。そこで得た大きな学びは何ですか?
野田さん:特に自分の考えがひっくり返るような大きな学びはなかったです。お菓子を食べるのは好きだけど、作る経験はこれまでありませんでした。現場ではこれまで授業で学んでこなかったお菓子の理屈を自分で発掘できたため、学校よりも現場での仕事の方が多くのことを学べたかなと思います。

Q:地域おこし協力隊に所属していた時、どんなことを行いましたか?
野田さん:移住定住のサポート、湧別町のPR活動を主に行っていました。私は公務員として働いていた経験がなかったので、どういう立場で仕事をすればいいのか分からず、何もかもが新鮮な経験でした。協力隊として活動する中で、デスクワークをするよりも、現場に向かっていろいろな文化、景観、人々を見て学ぶのが大事だなと感じました。

ただ応援していきたい

Q:お店のこれからの展望はありますか?
Pâtisserie COMMENCEはあともう少しで開業4年目になります。町内唯一のケーキ屋ということで、オープンしたての頃はかなり利用する人が多かったけれど、2年目以降は落ち着きました。お祭りの際は忙しいけれど、普段はかなり暇です。
これからの経営戦略としては、道の駅でのお土産販売、インターネット上での販売を目指していますが、まだ実行には至っていません。

Q:湧別町をより良くしていくために必要なことは何だと思いますか?
野田さん:湧別町は第一次産業のまちである一方で、観光業が弱いと思います。観光客がチューリップ公園を訪れることはありますが一時的で、常に来るというわけではないです。やはり理想は常に観光客が訪れるまちになっていくことです。そして観光客がまちの飲食店やお土産屋さんにお金を落としていってくれたら、湧別町は更によくなっていくはずです。

Q:湧別町を訪れる若者や、地域おこし協力隊に求めることは何でしょうか?
野田さん:一番良いのは、湧別町でやりたいことを見つけて、それを頑張ってくれることです。若者や地域おこし協力隊に「これをやれ」と強制する気持ちは一切なく、ただ応援していきたいです。やりたいことを見つけて、その人の強みを生かせるところがあるのなら頑張ってほしいです。そのときは勿論、自分も周りもサポートします。

インタビュアーの声

湧別町は花や自然に囲まれていて、とても心が落ち着きました。湧別町役場の方々、住民の方々みなが地域を愛しており、北海道の端に位置する小さな町ながらも活気に溢れていました。野田さんは、優しい眼差しをし、柔らかな印象ながら、湧別町の未来を真剣に考える熱い思いを持った素敵な方でした。また湧別町を訪れ、野田さんの作った絶品アップルパイを食べに行きたいです。(トワ)

オホーツクの豊かな自然に囲まれた湧別町は、環境から文化まで魅力に満ち溢れた素晴らしい町でした。町民の方は地元愛が深く、外部の人間も暖かく受け入れてくださり、ともに町を盛り上げていこうと熱心に活動している素敵な方々でした。野田さんは自分の夢をひたすら追いかけてそれを実現した偉大な方で、私にとっても人生の生き方の参考になる部分がとても多かったです。今後も湧別町とお試し協力隊として関われる機会があったら是非参加したいです。(たいたい)