実施内容

【1日目】
朝早くの高速バスに乗り、旭川駅前ロータリーで担当の方と合流。鷹栖町の北東部(北成地区)にある旧北成小学校に向かいました。
約91年の歴史を持ち、25年前に閉校した旧北成小学校。ただでさえ、私たちボランティア参加者が生まれる前に閉校したのに、そこから100年近く遡れる学校史を持っており、壮大な時間スケールに圧倒されます。旧北成小学校ではフェス準備のため校舎全体の清掃を行いました。鷹栖町の方も合流してくださり、大人数での清掃となりました。現地の方のほとんどは旧北成小学校にお世話になった方々で、小学生時代の裏話について聞くこともできました。とっくに成人を迎えた男性たちによる雑巾がけ競争も白熱し、楽しい時間を過ごすことができました。

旧小学校の清掃後は移住体験住宅に移動し、北成フェス会場でのごみ箱の設置に向けて役所の担当の方と一緒に、ごみ問題の勉強会を行いました。鷹栖町は特にゴミの分別の種類が多く、種類ごとに細かくカラービニール袋で小分けして出さなければいけないところが印象的で、そこまでやる必要があるのかと最初は思っていました。しかし、勉強会の中でゴミ処理場で働く人々の現場の様子のビデオを閲覧し、その方々の立場に立って考えてみれば、住民に厳しく小分けしてもらう意義がわかりました。現代の日本におけるゴミ問題は深刻であり、かつ環境問題に厳しい世界情勢のため、鷹栖町におけるゴミ問題・環境対策は、日本全国における環境教育の教材として広めていくべきではないかと考えるようになりました。

 

【2日目】
2日目の朝は鷹栖町立郷土資料館で、鷹栖町の歴史と文化に触れました。特に周辺の自治体との関係の移り変わりは、興味深かったです。

その後は、丸山パークゴルフ場にてパークゴルフ体験をしました。貯水池が近くにあり、周囲を森林に囲まれた自然豊かで気持ちのいいゴルフ場で、3ホール分のゲームを行いました。単純に見える競技ですが、腕の振り方、力加減、球の当て方など、スポーツの難しさをここで実感しました。

昼食をとったあとは、お隣の旭川市にある東鷹栖の田んぼアートを見に行きました。毎年デザインが変わるようで、今年はマツコ・デラックスさんが描かれていました。農産物直売所で販売されていた「愛すご飯」はお米が入っているアイスクリームで、斬新で美味しかったです。

最後に移住体験住宅に戻り、残りの鷹栖かるた※2を人数分埋めて、活動終了となりました。

※2鷹栖かるた
移住体験住宅の利用者が、鷹栖町での思い出を描くかるた。鷹栖リレーションズチーム考案で昨年度から作成している。

(記事を書いた人 たいたい)

参加者の声

北成フェスの会場となる旧北成小学校の掃除では、長い廊下をみんなで雑巾がけをして、後から太ももがぷるぷるしました!雑巾はすぐ真っ黒になるし、窓も目に見えて綺麗になって、気持ちよかったです。北成の人に交じって準備をして、みんなでつくられているイベントなのだなと感じられました。私もその一員となれたことが嬉しいです。準備から関われたことで次週の北成フェス当日も更に楽しみになりました!(あやね)

私は昨年も北成フェスに参加したのですが、事前準備から参加したのは今年が初めてでした。私の事を覚えていてくれた町民の方もいてとても嬉しかったです。卒業生から「ここに職員室があって、入るの怖かったたなぁ」などの思い出話をお聞きし、卒業生や町民がこの北成フェスで定期的に小学校に集合し、一緒にイベントをつくっていくという事がとても素敵で、私もそこに関われていることが嬉しかったです。パークゴルフ体験は、思っていたより難しく苦戦しましたが、センスのある人もいてメンバーの新しい一面を見れました。また挑戦する時は、空振りをしないくらいに上達したいです。(くめちゃん)

このプログラムに関した過去の記事はこちら

地元愛溢れる北成フェスin鷹栖町

これからも「あったかす」と共に