実施内容

りんごの摘果が終わると、さくらんぼが色づき収穫が始まりました。きむら果樹園にはさくらんぼの木は18種類、約150本程植わっています。さくらんぼは種類ごとに収穫時期がずれているため、初めは”佐藤錦”と”セネカ”の収穫から始まりました。

 

肩から下げる籠と枝を引っかけて引っ張るための鍵棒と、ハシゴをもって収穫に向かいます。園内の各地に種類がバラバラでさくらんぼの木が植わっているため、食べごろの佐藤錦を見つけて収穫します。さくらんぼの木は枝ごとにも味が異なります。色づいていても甘くない場合があるため、味見をして、味をチェックしてから収穫します。

収穫したさくらんぼは、選別の工程に移ります。傷がないか割れていないかをチェックして、大きさごとにそれぞれパック詰めしていきます。たくさん収穫できたと思ってもハネ品が多くあったり、きれいなさくらんぼとして販売できるものは限られています。大切に木を育て、人の手で1つずつ収穫されて選別されたさくらんぼはとってもきれいで赤い宝石の様に輝いています。ハネ品としても販売されないものは、ジャムの加工用として使用されます。こちらも手作業で1つずつ種を抜いていきます。

参加者の声

遊びで果物狩りに行ったことはあったけれど、果樹園での収穫のお手伝いは初めてでした。いつもスーパーで買い物するときに、「なんで果物ってこんなに高いのだろう?」と思っていたけれど、今回さくらんぼの収穫をさせてもらって、その理由に納得しました。果物の収穫は機械ではできない。人手がいるし、収穫できても正規品として出荷できるのはほんの少し。ほとんどがハネ品(出荷できないもの)になってしまいます。人の手で収穫して、人の手で選別して、すごく手間がかかっているのだなと一緒に作業させてもらう中で思いました。違った角度からの果物の世界と、そして浜益の魅力を体感できてよかったです!

おまけ

お手伝い期間中の一コマ。木村さんが早朝に撃ったシカ肉をいただき、美味しくいただきました!

 

 

※本記事は、休眠預金を活用した『北海道未来社会システム創造事業』を活用し作成しています。
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