実施内容

1日目は北野地区防災イベントに参加しました。実際に地域の避難所になる住民センターで開催され、いくつかのグループに分かれて避難所運営ゲームDo はぐを行いました。NPO法人カムイ大雪バリアフリー研究所の方々も参加し、障がいを持つ当事者の方だからこそ分かる事もお聞きしながら考えを深め、新たに気付いた事を共有し合い、有事の際に備えながら地域の方々同士の交流を深められるとても充実した時間になったと思います。イベントが終わった後は鷹栖町移住体験住宅に宿泊しました。鷹栖町の特産品であるオオカミの桃というトマトジュースと晩御飯に舌鼓を打ちながら、さまざまな話題に花が咲きました。

2日目は中央地区防災イベントに参加しました。イベント参加者は消防団によるソリや公民館内での子供が遊べる迷路やカルタなどのアクティビティが用意されていたことから親子連れが多くみられました。イベント中は、ソリをしている子供たちの見守りや炊き出しの準備や配膳などをメンバーで交代しながら行いました。イベントの後半にはezorock代表草野からの防災を念頭に地域コミュニティについてのお話がありました。防災に対する強靭性をもたらす地域の繋がりについて、世代を超えて考える場はとても貴重な機会だと感じました。

(記事を書いた人:ずみ、ひろと)

参加者の声

私は、鷹栖町を訪れるのは2回目でした。今回は2つの地区のイベントに参加させていただき、地域の方との交流はもちろん、防災についても改めて考える機会となりました。いざという時どうすればいいのか、住民として何ができるのか様々な学びを得ることができました。また、鷹栖町の方も温かく迎えてくださり、もっと鷹栖町を訪れて良さを知っていきたいと感じる機会になりました。(まお)

Do はぐゲームで、避難所の運営についてさまざまな立場の人と一緒に考えたのですが、自分のグループには抽象的な表現が苦手だという特徴のある方がいました。日常生活を送るうえで支障はないが、周りの人と比べてできないことがあると声に出して言うことはとても勇気がいると思います。障害の程度に関わらず、当事者が声を挙げやすいようなサポート体制を地域で作ることの例を知ることができ、とても参考になりました。2日目のイベントでは、防災とは直接結びつかないように見えても、日頃から地域での繋がりを大事にすることで平常時からできる備えについて考えるきっかけになれたら良いと思いました。鷹栖牛やオオカミの桃を味わったり、鷹栖町の良いところをたくさん感じられた2日間でした。また地域での活動があれば参加したいです。(ゆーちゃん)