実施内容

現在は遊休施設となっている「カフェ・ガル」に芝生やアウトドアアイテムを設置し、ワーケーション空間としての今後の活用について考えるワークショップを行いました。

カフェ・ガルは一面ガラス張りの窓から日本海が一望できる特別な場所として、長年浜益で愛されていました。カフェとして浜益の特産品を使ったランチを提供したり、陶芸などの学びの場としても使われていました。軽食・喫茶というだけでなく、地元のサークル活動の展示や地元食材の販売など観光案内所的な役割も果たし、多くの方が訪問する場所でした。

担い手の不足により、やむなく閉店した当時のまま残っていた施設から溢れていた物品を撤収し、ワーケーションに活用できる空間をコンセプトとし、場づくりをしました。

まず1階は、海を見ながら仕事ができるような空間をコンセプトにし、アウトドアアイテムや雑貨をセッティングしました。作業に目処がついて一息ついた瞬間、窓から海が見え、心が穏やかになるような非日常的なワーケーション空間をつくることができました。

また、2、3階ではリラックスできるような空間をコンセプトに場づくりをしました。カフェ・ガル内部は木をふんだんに使っており、持参したアウトドアアイテムともマッチして憩いの場のような雰囲気になりました。また、当日はスクリーンを用意して浜益のお祭りや季節を感じられる動画を上映しました。
※浜益動画:実際に上映した動画はこちら

感想

浜益村(合併前)の頃から使われてきた施設が、その歴史を汲みつつ形を変えて活用されようとしている瞬間に立ち会って、ワクワクしました。当時のスタッフの方々にも話を聞いてみたいと思います。当日の設営を行うまでは、施設活用のイメージがあまり湧かなかったのですが、実際にやってみると少しずつイメージが湧き、最後には活用方法に関する意見出しもはかどりました。
カフェ・ガルや浜益の今後の展開に興味があれば、ぜひ一度浜益に足を運んでみてください。

(記事を書いた人:石狩市浜益区地域おこし協力隊 ゆうた)

 

※本記事は、休眠預金を活用した『北海道未来社会システム創造事業』を活用し作成しています。
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