滞在レポート

2日間かけて厚真町堀田農園さんの敷地内に建てたEZDOME。8月25日から滞在が始まりました。
(EZDOMEを立てた時の様子はこちら⇒http://179relations.net/action/19
4畳半のがらんとしたドームの中に、机やコットなど備品を入れて、ここでの生活がスタートしました。



 

初日、雨漏りしないかのチェックで、ドームにコップ一杯の水をかけたところ…中からぱしゃぱしゃと水の流れる音が!「これはまずい!」ということで、慌ててコーキング材を調達。
次の日、みんなで慣れない作業に悪戦苦闘しながら、コーキング材をパネルの隙間へ塗り込みました。そのおかげで、全く雨漏りもせず安心して滞在できるドームが完成しました。

 


ここからは、実際にEZDOMEに滞在したメンバーからのレポートです。

〇温度
・外の気温に左右される。風を通さないので、暑い日はかなり蒸し暑い。
・寒い日はとても寒い。ヒーター、電気毛布などで対応。

〇睡眠
・快適に寝れる!!コットやマットがあれば特に快適。
・虫の声、鳥の声を聴きながら、目覚められる。
・ドーム同士が2m以上離れていれば、アラームの音などは聞こえない。
・ドームの中からは、星は見えない。


〇洗濯もの
・晴れている日は、窓枠にハンガーを掛けると乾きやすい。
・ドーム内に干すときは、パネルの隙間に針金ハンガーを掛けると乾きやすい。



〇家具
・カーテンや網戸をつけるのに苦労する。
・カーペットがあると快適になる。(床は夜寒く、日差しが入ると焼けるように熱くなる)
・砂地に1か月置いておくと、床から草が侵入してきた。


〇電気・灯り
・ドーム内はランタンひとつで十分明るい。
・今回は、ソーラーパネルと蓄電池を用意しドーム内での充電を可能にした。
・ソーラーパネルは、晴れている日で最大瞬間発電量70wを記録した。

 

滞在者の声

まず「普通に住める!」と思いました。見た目は近未来観があって、ワクワクしたし、中は一人で過ごすにはちょうどいい広さでテントより安心感があって、風が強く吹いている時でも、雨が降っている時でも難なく過ごせました。難なく過ごせたといっても雨が降ると結構響くし、ドアの開閉で入り口がびちょびちょになったりしてしまうこともありました。反対に天気が良ければ窓を開けて、虫の声や風でなびく木の音など、普段あまりない自然の音を聞きながら寝ることができたりと自然を身近に感じることができました。今回は時期が夏だったので、冬の時期にEZDOMEでの生活を体験してみたいです。 ドーム自体、かなり目立つので、町の人たちから「あそこに住んでるの!?」って驚かれたり、「今、こういうこと、やろうとしているんだけど、これ使えそうだな」と見学しに来たりと注目されているのも感じました。テントではなく、プレハブでもないEZDOMEという新しいアウトドア居住空間での生活は新鮮でした。すごい体験だったなと思いました。

 

今後も冬季や海沿いでの活動レポートを蓄積していきたいと思います。
そして、このEZDOMEを拠点に、6名の参加者が1か月に渡って、農作業や子どもやまちづくりに関わる活動を行いました。活動内容については後日報告します。お楽しみに!

 

EZDOMEの購入・設置等のご相談はこちらからお問い合わせください。

 

※本記事は、休眠預金を活用した『北海道未来社会システム創造事業』を活用し作成しています。
舞い上がれ 社会を変える みんなの力 休眠預金活用事業