実施内容
第三回目となるはまます夜学のテーマは「SDGsと地方創生」。ワークショップデザイン describe withの高橋優介さんをゲストにお迎えして実施されました。浜益内外から約15名が浜益ワーケーションセンターへ集まりました。
今回は、ゲームを通して物事を捉えるゲーミフィケーションという方法で地方創生について考えました。用いたゲームは「SDGs de 地方創生」。参加者全員が人口減少の進むある地域の住人となり、農業従事者や行政など、それぞれの立場から持続可能な地域を目指してアクションを起こすゲームです。アクションを起こすために必要な要素は”人”と”資金”。「クリエイターと知り合いの人いませんかー?」「お、クリエイターと知り合いです!紹介します!」とお互いの知り合いを紹介し合ったり、「スポーツジムを開きたいので1000万円貸してください!人々が健康になって暮らしが豊かになるはずです!」と資金を集めたりする声がよく聞こえました。
人と資金が集まったら、住民一人ひとりがそれぞれの目標のためにアクションを起こします。これらのアクションは、地域の人口や経済、環境、くらしに影響を与えることがあります。例えば、地域おこし協力隊の制度を導入すると人口が増えます。また、映画の撮影誘致を行うと経済が良くなります。
このようなアクションを繰り返しながら、持続可能な地域になるよう全員で協力してゲームを進めました。
このゲームを通して、持続可能な地域をつくるには経済・環境・くらしの三要素が重要になることを体感しました。ゲーム内では、どれか一つでも欠けると地域の人口減少に繋がってしまいました。経済・環境・くらしという三つの観点から地域について考えることが大切だと感じました。また、参加者からは「自分が実現したいことを周りに共有することが大事」「自分の行動が思わぬところに影響していた」という声が聞こえました。ゲームを使って楽しみながら、様々なことを学べた2時間となりました。
(記事を書いた人:ゆうか)
次回の「はまます夜学」は、10月6日(金)18:30~20:30
テーマ:サステナブルツーリズムの観点から見る持続可能な地域づくり です。
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参加者の声
ゲームの序盤は、「自分自身の目標をどうやったら達成できるか」という、どちらかというと自分自身に目が行きがちでした。ですが、進めていくにつれて、周囲の人の達成したい目標や住んでいるまちのことなど、まち全体のことを考えないと自分自身のやりたいことは達成できないということに気づき始めました。そのことに気づいてからは、より一層周囲の目標に関心が向くようになり、まちの「今」と「未来」を考えるようになっていきました。
ゲームが終わって感じたのは、参加者同士が積極的にコミュニケーションを取り合っていたことです。相手が何か困っていたら、自分の出来ることで手を差し伸べたり、人脈を使って他の人とつなげてあげたり。コミュニケーションのあるまちは、自分の存在も相手の存在も感じられる、ぬくもりあるまちになるんだなと感じました。(きくちゃん)
はまます夜学、これまでの様子はこちら