実施内容

8月19〜21日、厚真町長期滞在プログラムに向けて、参加者が寝泊まりする拠点「EZDOME」を、町内の堀田農園内に4基設置しました。雨の中ではありましたが、札幌から作業のために訪れた4名に加え、堀田農園の方にもおてつだいいただきました。あいにくの雨でしたが、雨と泥にまみれながらも、音楽を聴きながら楽しく作業しました。

前日に土台を敷いてくれていたおかげで、2日目の作業は壁の設置から始まりました。円形の土台に沿って壁のパーツを置くと、蓮の花のようになります。それを閉じるように一枚ずつ土台と合体させていきますが、ずれてしまったり緩かったりするといけないので、体当たりで壁を押し、きっちりはまるようにします。屋根の部分も同じように取り付け、ドアや天板を付けたら完成。1基設置するのに1時間半〜2時間かかります。

翌日はドーム内の清掃と、やり残した作業のため現場へ。ドームの中を見てみると、昨日の設置を頑張った跡(雨水と泥)が壁と床にびっしり。昨日とは一転して快晴の中、泥を落とす作業を行いました。この時期の北海道は最高!群青の空のもと、一面に広がる農作物を見ながらの活動はとても清々しかったです。

最後に、長期滞在の参加者が快適で充実した共同生活を送っていますように。
今後の長期滞在の報告記事もお楽しみに!

実際に設置している様子はこちら


 今までのレポートはこちらから↓
EZDOME HOUSEをたてました!
EZDOME HOUSEに住んでみた!
EZDOME HOUSEを海の見える場所へ

(記事を書いた人:みっちゃん)

参加者の声

私は、初めてのEZDOME設営で、現地に行く前に、EZDOMEについて少し調べてから行きました。その中で、成人男性2人で最短90分で建てることができるという情報を見かけ、大きな立体パズルのように考えていました。しかし、実際の設営は、考えていた立体パズルのような作業の前の整地にとても時間がかかりました。地面を平らにしないと、パーツがうまく組み合わないため、整地は地味だけどとても重要な作業でした。整地しては組み合わせてみて、また整地してを何度か繰り返しました。整地に時間がかかり、1日目は5人もいたけれど、4基中1基しか完成しませんでした。完成したときは嬉しかったです!(あやね)

EZDOMEの設営作業は想像以上に大変だったのですが、数多くのパーツを皆さんと協力しながらどんどん組み立てていく感じがとても面白かったです!組み立て終わったEZDOMEは、コンパクトながらも内部は天井が高くて居心地が良さそうな空間でした。外観も白い玉ねぎ的な感じで、ポップな印象を受けました。また、私は厚真町を初めて訪れたのですが、厚真町は自然に囲まれていてとても開放的で素敵な場所でした。厚真町長期滞在プログラム参加者の皆さんが、EZDOMEに滞在して、楽しく活動してくれていたら嬉しいです!(ももか)

「単発で終わらない」「できるだけ長く関わる」「頻繁じゃなくても何度も足を運ぶ」
初めての厚真長期滞在を終えた後や少し経ってから活動前後に色んな大人達が動いていることがわかってきたときに、そんなことを考えていたのでは?と思います。だからか、この季節になると厚真に行き、EZDOME設営したりしているのかな?と今振り返ります。毎年EZDOMEの設営場所が少しずつ変わっているので、「参加した年によって思い浮かべるEZDOMEがある風景が違うのだろうな」と思いました。そこから芋づる式に「こんなことあったな」「あのときこう思ってたのか?」と回想しながら、「設営日はなぜか雨が降るな」と思ったり、(組立解体を繰り返してるので)年々ネジ穴が広がっていたり、ピッタリとハマらなくなっていたりして組み立てづらくなってる箇所もあり、少しムッとしながらの組み立てになりました。(しん)

 

※本記事は、休眠預金を活用した『北海道未来社会システム創造事業』を活用し作成しています。
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