実施内容
1日目
初日は札幌駅に集合し、旭川駅にて別バスに乗り換えて旭岳に向かいました。旭岳に着いたら最初にロープウェイに乗り休憩所に行きました。休憩所にて昼食を済ませた後、保全員さんの指示に従って、旭岳の散策路の巡回を行いました。
巡回では六合目付近の山小屋まで行きました。下山した後にスーパーにて3日間の食料品の買い出しをしました。買い出しが終わった後、拠点の自然学校の事務所へ到着し、設備等の説明を受けましたた。一連の説明が終了後、したらスーパーで買った食品を使って焼きそばとカレーライスを作りました。料理が終了し全員夕食を食べ終えたら事務所の前に建っている最近出来たばかりの温泉施設に向かい1日目の疲れをとりました。温泉を出たら就寝の準備を行い、11時頃に就寝しました。
2日目
2日目は丸1日、天人峡での作業となりました。作業内容は、羽衣の滝展望台における雑木の伐採、遊歩道や駐車場での落ち葉除去、トイレ整備でした。
柱状節理(冷えていく溶岩やマグマ全体が縮むときにできた5角形や6角形の柱状の割れ目)でできた渓谷に紅葉が色づき、天気も良く絶好のコンディションでした。今回の天人峡での業務は、さまざまな作業用機械を使って施設をきれいにすることが中心で、近くを歩いていく観光客の視線を浴びながら、駐車場から羽衣の滝までの公園施設を見栄えよく、綺麗に整備しました。観光客の方々からは、「整備してくれてありがとう」と感謝の言葉をかけてくださり、作業の励みになりました。
3日目
最終日は登山道のロープ回収をしました。
初日に比べてとても天気がよく、ロープが凍っていなかったので回収しやすかったです。お昼ぐらいまでロープ回収をして、午後からは観光で来ている方に貸し出している長靴をきれいにする作業をしました。日が暮れたのもあって北海道の寒さを思い出しました。16時ぐらいに作業を終えると、帰る準備をしました。保全員さんに東川町の道の駅まで車で送ってもらい、バスに乗って旭川まで行って札幌行きの高速バスで帰り、終点札幌駅前で解散しました。
(記事書いた人:くぼちゃん、たいたい、えみ)
参加者の声
この3日間の活動を通して北海道の雄大な自然に触れることが出来て本当に嬉しかったです。自分は人生において山登りをしたことが殆ど無く、1日目と3日目は特に大変でしたが、保全員さんや一緒に活動したメンバーの皆さんがやさしく接してくれたおかげで、無事3日間の活動を成功させることが出来ました。3日間の活動全体を通して考えたことは、自然環境と向き合うためには自然環境のことをよく知る必要があると言うことが最も重要になるのだなということです。例えば、遭難する登山客の中で多かったのが薄着で登山を行っていたということが分かり、自然と向き合う前には必ず事前準備が必要になると改めて思いました。
(くぼちゃん)
旭岳の活動は約3ヶ月ぶり2回目の参加なのですが、初めて行う業務が多く、自然保護活動の新たな視点に気付けた3日間でした。天人峡での整備、姿見園地でのロープ作業、耳に入ってくる熊情報や遭難情報。人の利用と自然の保護を両立させることの難しさ、複雑さがよくわかりました。
また、この日は快晴で空気も澄んでいたため、2日目に天人峡での作業を終えて事務所に戻る前に、東川町内の農道にて大雪山国立公園の山々を眺めました。夕日に照らされ、山頂部に雪がかかった表大雪~トムラウシ~十勝岳連峰の山々がくっきり見え、それを見た感動を今も忘れていません。1回目では入れなかったキトウシの森の温泉にも入ることができました。
旭岳のコアスタッフとして、旭岳周辺の自然保護活動としてほかに何ができるか、東川町はどんなところが魅力でどのような形で発信できるか、一つ一つの活動を振り返って考えていきたいと思います。
(たいたい)
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