実施内容

初夏を思わせるような陽気な天気の中、2024年度最初の「月に一度は森づくり」が行われました。和みの森に到着し、まずは薪割り機や焚火台を出すなどの会場準備を行いました。準備が一通り終った後は、落ちている枝を拾い集めて森を整備したり、伐採した木を運ぶ事の出来る馬のななちゃんをブラッシングしたりしました。

▲準備が整った会場

▲森の整備の様子

10時ごろになると子どもたちも集まり賑やかになってきました。今回はこれまで何度も森づくりに参加している人が多く、慣れた手つきで薪割りをしたり、薪小屋の屋根の上に登ってみたり、馬のななちゃんに草を与えたり、各々が自由に過ごし私たちは見守っていました。私は今回初めてこの活動に参加したのですが、屋根に登るときにヘルメットをしたり、馬は後ろから近づくと怖がるなど、危険をしっかり把握している子どもたちを見て、森の中でたくさんの経験や学びを得ていることに感激しました。この日は植樹祭も行われており、たくさんの人が森を訪れてました。特に馬のななちゃんのよる馬搬の際は、機械ではなく馬で木を運ぶ近年では珍しくなった光景に多くの人が立ち止まって興味津々の様子でした。

▲馬搬の様子

 

和みの森でお昼を食べた後は、イコロの森に移動しました。イコロの森は馬のななちゃんが暮らしている場所で、ななちゃんの他にも馬、羊、鶏が広い青空の下のびのびと暮らしています。冬の間に雪で悪くなってしまった牧草を集めたり、電気柵を設置したり環境の整備を行いました。最後に、馬搬で用いた馬具の手入れをし活動を終えました。

▲牧草を食べる動物たち

▲電気柵を設置する様子

初めての参加でしたが、森や子どもとの関わり、動物についての学びだけでなく、子どもも動物もみんなが優しく、癒しとエネルギーをもらえた時間になりました。12月まで毎月行われている活動ですので、興味のある方はぜひ参加してみてはいかがでしょうか。
(記事を書いた人 くめちゃん)

活動概要・応募はこちら

・2024年度「月に一度は森づくり」
https://179relations.net/program/132

・イコロの森での活動「羊鶏クラブ@いぶり自然学校」
https://179relations.net/program/135

参加者の声

今回の活動では、和みの森で植樹祭が同時に行われていて、そこには森に関わるいろんな方が来ていて、和みの森はいつもと違った賑やかな雰囲気でした。
今回の活動では、私のなかでとても印象的な出来事がありました。私は専門学校で保育の勉強をしているのですが、以前学校の実習でお世話になった児童会館で出会ったお子さんとお母さんに偶然お会いしたことです。私が馬のななちゃんのブラッシングをしているときに、お母さんのほうから私に声をかけてくださいました。突然の再会に驚きすぎて脳が追いつかず、たどたどしくなってしまいましたが、お別れ際に「またお会いできて嬉しかったです」と伝えると「勉強がんばってくださいね」と応援してくださいました。私のことを覚えていてくれていたのか、お子さんも手を振り替えしてくれ、とても嬉しかったです。
こういうこともあるんだなぁ~!と、森が再び繋いでくれた人との出会いに心があたたかくなったのと同時に、改めてもっと勉強頑張ろうと思ったそんな出来事でした。(きくちゃん)

 

過去の記事も下記からご覧ください!

イコロの森で春を味わう

月に一度は森づくり(2023年5月)