実施内容
和みの森到着後、まずは会場の準備をしました。椅子や長机、薪を割るための機械や斧などを準備しました。準備が終わり、今回スタッフとして参加していた人たちと自己紹介などをしました。自己紹介が終わったころ、一本の木を伐採するということでそれのお手伝いに行きました。伐採しようとしている木は、そのまま伐ってしまうと川に倒れてしまうため、そうならないようにロープや滑車を使いながら倒れる方向を調節し慎重に伐採していきました。
なんとか伐採が終わると、参加者の子どもたちが来る時間まであと少しになっていました。その少しの時間で、焚き火で沸かした淹れたてのコーヒーを飲んだり、草刈りをする場所の枯れた木を撤去するなどといった作業をしました。10時になり、参加者が全員揃ったところで活動が始まりました。最初は古くなった木道を剥がす作業、その後は子どもたちと喋ったり、スタッフも自由に薪を割ったりと、ゆったりとした時間が流れていきました。そして12時になり、使っていた道具や割った薪を片付け、解散となりました。
解散後は、イコロの森に向け出発しました。子どもたちが行きたがっていた場所でもあり、どんなところかすごく楽しみでした。イコロの森に到着後、まずはみんなでお昼ご飯を食べました。ご飯を食べながら、福岡で活動する「FREE CAMP」※という団体から来ていた大学生の話を聞き、楽しい時間を過ごしました。お昼を食べて少しゆっくりしたあとは、和みの森で使った道具の片付けをし、あとはひたすら薪を割るという作業をしました。薪を割り続けるのは流石に疲れてしまいました。ある程度薪を割って少し休憩したあとは、イコロの森にいる動物たちにご飯をあげ、1日の作業が終了しました。
(記事を書いた人 かいと)
※「FREE CAMP」:福岡市内やその周辺に住む子ども達を中心に、九州や福岡近郊の豊かなアウトドアフィールドを活用し、さまざまなプログラムを展開している。
参加者の声
この活動を通して感じたのは「楽しい!」という気持ちと、「楽しいだけでは足りない」ということです。
子どもたちと一緒に遊ぶ機会というのがほぼ初めてで最初は緊張していましたが、子どもたちがすぐにその緊張を解いてくれました。自慢の秘密基地や道具の使い方を教えてくれて、一緒に森を歩く時間はとても楽しかったです。子どもたちから多くのことを教わると同時に、自分が子どもたちに伝えられること、この活動に参加している意義をもっと考えたいと感じました。また、印象に残ったのが、移動中に自然学校の方からお聞きした環境についてのお話です。太陽光発電や都市開発のために苫小牧の森が切り開かれていること、近年増加しているエゾシカによる獣害のことなど。身近なところにも環境問題はあって、まずは学ぶこと、知ることから始め、聞くだけではなく自分の意見を持てるようになりたいと感じました。
そして、福岡の「FREE CAMP」の皆さんと活動できたことも、とても良い経験になりました。地域は全く違いますが、お互いの団体が普段どんなことをしているのか、それぞれの地域の良さについてなど、色んな話がはずんでとても楽しかったです。それと同時に、北海道で何のために・何を思って活動しているのか、もっと自分の言葉で話せるようになりたいと感じました。参加しているメンバーによって得られる学びや刺激も変わってくると思うので、是非また参加してみたいです!(カイ)
過去の記事も下記からご覧ください!