実施内容

11回目となる今回の放送では、住民センターを中心に「公民館」の運営を行っている鷹栖町地域おこし協力隊の唐川貴帆さんをゲストにお迎えし、鷹栖町に移住した経緯や現在取り組まれている活動について、また今後の展望についてお聞きました。

埼玉県出身の唐川さんは大学卒業後、全国転勤のある東京の会社に就職し、最初の配属が札幌に。これが初めて北海道を訪れるきっかけとなりました。札幌で働いていた4年半という期間で、公共交通機関や自転車、ときには友人の車で道内160もの市町村に訪れたそう。驚くべき行動力…!
北海道各地を回るうえで「北海道のために働きたい」「田舎に住みたい」と思うようになり、その中でたまたま遊びに行った道南の八雲町に移住することに。ホタテ漁やワーケーションのモニターツアーでのカメラマン、デザイナーなどをしながら2年間、八雲町での田舎暮らしを経験しました。
そして訪れた転機。「北海道移住ドラフト会議」で初参加にも関わらず鷹栖町から1位指名をもらいました。もともと八雲町から動く予定はなかったそうですが、鷹栖町の「人」に惚れ、指名をもらった次の日には移住を決意しました。その後、2023年9月から鷹栖町地域おこし協力隊として、公民館の運営やイベントを企画し活動しています。
昨年の夏には「いっぷくごう」を走らせ、出張型の公民館を実現させました。自転車のうしろにコーヒーフロートを作るセットをのせ、5~8月頃には忙しくて顔を合わせる機会が減る農家さんに会いに行くためにスタートした取り組み。この活動が実を結び、実際に公民館に足を運んでくれる方もいたそう。まさに、人と人とが繋がる瞬間をお聞きすることができました。
今後は、鷹栖町に住み続けながら、地域づくりに関することにも取り組んでいきたいとお話されていました。
(記事を書いた人 うめ)

参加者の声

インタビュアーとして参加した今回のリレラジ、最初から最後まで唐川さんの明るいエネルギーに満ちていました。何より、人に歩み寄ろうとする姿勢が一番の学びでした。「いっぷくごう」の試みはまさにその一例。コーヒーでもなく、アイスでもなく、コーヒーフロートを持ち歩いているとなると、気になってしまいます。移住した土地でコーヒーフロート片手に、何気ない雑談をしつつ、繋がりを構築していく唐川さんのお話はユーモアもありつつ、随所にマネしたい部分が多かったです。まずは100市町村に行く事を目標に頑張ります!!(こー)

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