実施内容
第10回目の放送では、コワーキングスペース「ナシタ」・ゲストハウス「ワタラ」の運営を行っている網走市地域おこし協力隊の桑原志保美さんに、設立のきっかけや普段どのようなことを意識して運営されているのかなどを伺いました。
桑原さんの活動意欲の中に垣間見られた言葉は「物事の源流、大本を知りたい」というものでした。現在桑原さんがされている網走市の地域おこし協力隊に応募したきっかけもまた、オホーツク文化やシャーマニズムに興味を持ったところから始まったそうです。桑原さんはこれまでに様々な職に就いてきました。そこには何か共通点があるのではないかと私たちは考えましたが、桑原さんは「何か共通点があるわけではないけど、ただ、一生懸命生きてたらこうなっていた。」とおっしゃっていました。
現在、桑原さんは網走市内の商店街にあるコワーキングスペース「ナシタ」で活動し、馬頭琴仲間と演奏会を行ったり、面白いと思ったものをナシタの中で作品展として置いたりと、様々な活動に力を入れています。桑原さんは今後、ナシタで土器カフェを作ることや、オホーツク文化や少人数民族の方の魅力についてもっと多くの人に伝えていきたいという目標があるそうです。
インタビュアーのezorock代表草野と桑原さんが盛り上がったのは、20代のころの生きづらさについてでした。自分にストイックになりすぎていた過去に思いをはせ、これからどう生きていくのか、それが今後のテーマになっていくのではないかと思いを語っていました。
このリレラジを通して私たちは、現在の「ナシタ」はこれまでの桑原さんが表現されているのではないかと感じました。桑原さんも、「選択を後悔した時期もあるが、過去の自分が今の自分につながっている」ともおっしゃっていました。
(記事を書いた人 おう)
参加者の声
漫画家や陶芸、馬頭琴など様々な経歴を経て現在網走市の地域おこし協力隊で活動をしている桑原さん。その一つ一つはあまり繋がりが無いように見えますが、地域おこし協力隊の活動の中で緩やかな繋がりを持っているのが大変魅力的に感じました。元々地域に関わる職業に就いていたわけではない桑原さんが、何度も迷う期間を経て、きっかけと決断を繰り返して現在網走市に関わっているのは、地域への関わり方の例として大変興味深かったです。
私はインタビュアーとして出演しましたが、話せば話すほど広い経験と知識が出てきて、1時間の番組があっと言う間でした。桑畑さんの後ろに木工の人形が映ったり、その場でナシタのルームツアーが始まったり、生配信であるリレラジの魅力が詰まった配信でした。また、次回開催する場合はぜひ生でご覧ください!(こー)
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