実施内容
【2/9~11】イチイの木スノーシューツアー
寒さが深まる2月初旬。イチイスノーシューツアーが開催となり、ツアーのお手伝いに参加してきました。ツアー前々日の9日は、事前設営としてツアー参加者が歩きやすいようにスノーモービルやスノーシューを履いて歩いて道をつける活動をしました。イチイの木がある黄金山のふもとは雪深く歩くのに一苦労。ツアーのために心を込めて歩きました。
10日は、はまますベースの近所にある神社にて雪板をしました。雪板というのは現代のスノボに近い遊びで、サーフボードの形に整形した木の板に乗って斜面を下る遊びです。足が板に固定されていないので斜面でバランスをとるのが難しく、雪に顔から突っ込んで雪まみれになったメンバーの顔を見てみんなで爆笑したり、うまく滑れたメンバーに賞賛を送ったりとにぎやかな時間となりました。
昼食を食べてエネルギーチャージをした後は、エゾ部屋を整理する班と除雪をする班に分かれて活動をしました。寒い部屋での整理整頓や雪深い浜益での除雪で体を使った後は、それぞれが持ち寄ったお気に入りの餃子で餃子パーティーをしました。どの餃子もおいしくあっという間に餃子がなくなってしまいました。
そして、11日にイチイスノーシューツアーが開催。9日の事前整備で踏み固めた道が10日の雪で埋もれてしまいどうなるのか心配でしたが、天気が味方し快晴の中でツアーがスタートしました。イチイの木に至るまでの林道には多種多様な植物が自生していてツアーガイドの樹木医さんの解説を聞きながら歩くこと2時間弱、イチイの木とご対面しました。樹齢1500年の木の風格はとても厳かで行きの道のりでの疲れが吹っ飛んでしまうほどでした。行きと同じ道をたどってスタート地点に戻った後は待ちに待ったお昼ご飯。メニューはなんと、浜益の食材を使ったカレーとニシンのお刺身と浜益のリンゴを使ったデザートをいただきました。浜益にある黄金山を模したカレーライスはとてもボリュームがあり大満足のお昼ご飯でした。
【2/24~25】冬と雪とクラフトDAY
2月最後の活動は、はまますベースの備品のクラフトとスノー&アイスキャンドル、そして、昨年の夏に仕込んだ梅シロップを使ったシャーベット作りをしました。アイスキャンドルやシャーベットは完成までに時間がかかるため、活動の一番最初に取り掛かりました。梅シロップをそのまま凍らせると味が濃いため、水やカルピスで割ってちょうどいい加減を探して袋にパッキング。それを雪を詰め込んだ袋に入れ上から塩をかけて揉みこみ、しばらく放置すれば完成というお手軽な方法で作りました。雪に塩をかけると化学反応が起こり、手が痛くなるほどに袋の中の温度が下がるので、まさに自然の力を最大限活用したおやつとなりました。シャーベットを仕込んだ後は、アイス&スノーキャンドル作りをしました。買ってきた水風船にそのまま水を入れても思い描いていた丸い形にならず、風船を伸ばしてみたり、風船をつぶした状態で縛ってみるなど一手間を加えて何とか形にしました。アイスキャンドルの下準備ができた後はスノーキャンドルの下準備に取り掛かりました。スノーキャンドルの作り方はいたって簡単。バケツにペットボトルを入れてその周りに雪を敷き詰め、水をかけて固めつつバケツの中が満帆になるまで雪を敷き詰めて、横からキャンドルを入れる用の穴を掘るだけというお手軽さでした。
お昼を食べた後は、はまますベース内にある募金箱と時計のリメイククラフトをしました。はままスベースの募金箱は粉末カフェオレが入っていた箱に紙を貼る形式で作っていたため、使ってるうちにガタが来てしまい今回の活動で作り変えることになりました。買ってきた木版を糸鋸でカットしてパーツを整形して組み立て。しかし、なんとサイズが微妙に合わず、もう一度カット作業が必要な事態になり、完成が危ぶまれましたが、追加でカットしたことで何とか完成しました。募金箱のクラフトが終わった後は時計のリメイクに着手。文字盤から針の駆動部分を外すのに一苦労。文字盤を覆っていた硝子盤は簡単に取れたものの、針がなかなか外れずあたふたすること一時間弱、やっと針が外れてくれました。駆動部分を買ってきた木の板に取り付けて、文字の部分をアクリル板をくりぬいてリメイクしようとしたものの、アクリル板がうまくくりぬけず、次回以降の活動に持ち越しになってしまいました。
クラフトがいったん終了して夕ご飯を食べた後は、今回の活動の序盤に作ったアイスキャンドルとスノーキャンドルの鑑賞をしました。雪や氷の間から漏れるろうそくの光が幻想的で、とっても素敵な夜になりました。
翌朝は、前日に残っていた募金箱の作り直しと外した時計の硝子盤のリメイクをしました。募金箱も完成し、硝子盤もメンバーの手でイラストを描いて生まれ変わりました。活動の中で、雪が解けているのに気づいたり、はまますベースの中が先月より温かくなってきており、春が着々と近づいていることが感じられた活動でした。
参加者の声
初めての経験をたくさんさせていただきました。初めての宿泊を伴った活動。初めてスノーシューをつけて雪かき。とても寒かったはずの場所がとても暖かく感じました。 クラフト活動ではあまり活躍することができませんでしたが、私の趣味である写真撮影の方で力になれたと思います。 浜益は海に山に時々鹿がいて、また活動の前日に雪が降っていたからか、雪景色でとても綺麗で、メンバーの方がとても面白く、充実した2日間でした。 浜益は私にとってあまり縁のない地でしたが、今回の活動をきっかけに浜益にまた活動をしに来たり、調べてみようと思います。
(記事を書いた人 るな)
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