実施内容

【1日目】

今回のプログラムは、湧別町内で年に1度開催されている「湧別町産業まつり」に併せて実施され、初日はお祭りのお手伝いからスタートしました。お祭りには地域の特色が表れます。地域の味に舌鼓を打ったり、毎年公演されているという「湧別戦隊・産業レンジャー」を観る中でオホーツク地域ならではの地域性を感じました。

お祭りが終わったら会場撤収の作業に加えていただき、地域の方と一緒にテントの片付けなどを行いました。イベントに参加するだけではなく、裏側を見て、作業してこその関係人口。一緒に作業をすることで聞こえてくる地域の声があります。湧別町役場のみなさんや住民の方たちとお話をしながら作業を進めました。

【2日目】

湧別町と言えばサロマ湖!ということで、2日目の朝はサロマ湖とオホーツク海を一度に臨める龍宮台展望台へ。晴天にも恵まれ、穏やかで綺麗なサロマ湖を見ることができました。実は、サロマ湖は手掘りで湖口を開け、産業をつくってきた歴史があります。そんな自然と歴史に触れる朝でした。

この日は、(現役・OB)地域おこし協力隊の3名のみなさんの活動紹介をお聞きし、インタビューを行う1日となりました。参加者は2人1組になり、湧別町へ移住した3名の方から、移住した経緯や湧別町への暮らし、活動・仕事についてお聞きしました。

インタビューについて詳しくはこちら(https://179relations.net/archives/actioncat/category04)からご覧ください。

湧別町内を周る途中では「町立郷土博物館 ふるさと館JRY」へ立ち寄り、ご案内いただきました。湧別町(特に上湧別地区)は屯田兵によって開拓されたまちです。開拓の歴史はまち並みなどに今でも色濃く残っています。約130年の歴史と今の暮らしの重なりを垣間見ることができました。

 

【3日目】

2日目夜~最終日にかけては、この3日間で感じた湧別町についての振り返りと今後どんな関わりができるかと考える時間です。参加者は3組に分かれて、町長、役場のみなさんに対し、この3日間で感じたことを発表しました。
今後も湧別町に関わるためのアイデアでは、サロマ湖を売り出してまちのPRにつなげる案や開拓された土地ならではのまっすぐで綺麗な街並みを活かす案などが提案されました。たった3日間では地域のことも地域の暮らしもわからないことばかりですが、それでも関わったからこそ見えてきた湧別町の魅力やそこでの暮らしを感じることができたプログラムとなりました。特にインタビューをはじめ、地域のみなさんと話す機会の多かったからこそ、参加者からはまた来ますという声が出てくるプログラムになったと思います。

(記事を書いた人 たに)

 

参加者からの声を含めて、下記の記事も併せてご覧ください!

東京から湧別へ、田渕徹平さんのおはなし/地域おこし協力隊

まちにたった1軒のケーキ屋さんが語る湧別町の未来~野田嘉斗

湧別町のチューリップを広めたい~竹内咲樹/地域おこし協力隊