実施内容
かんかん照りのお天気になったこの日。5名の参加者が鷹栖町へ向けて出発しました。往路の車内でも、エゾシカやレザーにまつわる話で盛り上がりながら移動しました。
「エゾシカ皮活用プロジェクト EZOWOLFSTORY」は、エゾシカ皮を革(レザー)にするプロセスや活用を通して、エゾシカの暮らす北海道の環境や地域の暮らしに注目しています。参加者からは、皮なめしの難しさやプロジェクト名にもなっているエゾオオカミについての質問が飛んでいました。
鷹栖町での受け入れは、北成地区で水稲を中心にブルーベリーなどを栽培する狩野さんです。今回は、ブルーベリー畑の作業のお手伝いをさせていただきました。
畑では、ブルーベリーの木につく虫を取ったり、木々の間にマットを引くなどのお手伝いを行いました。作業中は、ハンターでもある狩野さんとエゾシカが農作物に与えている影響や狩猟エピソード、鷹栖町での暮らしについてなどお話しながら進めました。
作業後には、絶品のブルーベリーを収穫!種類ごとに味の違いを楽しみながら、もりもりといただきました!
夜は鷹栖町役場の大内さんから鷹栖町についてご紹介いただきました。今回初めて鷹栖町を訪れた参加者も多かったため、鷹栖町に暮らしの特徴や暮らしているみなさんの想いに触れる時間となりました。
エゾシカを切り口に鷹栖町に関わった2日間。鷹栖町のみなさんの「あったかす」に触れたのはもちろんのこと、シカを話題の中心にしたからこそ見えてきた暮らしがありました。
今回暮らしを体験させていただいた狩野さんからは、秋になると鷹栖町のエゾシカ皮のレザーが参加者の手元に届く予定です。自分たちの普段使うものの源流へ遡る。まさに源流を体験した2日間になりました。
鷹栖町、参加者のみなさんありがとうございました!
(記事を書いた人 たに)
参加者感想
今回、鷹栖町の活動に参加するのは二回目で、以前参加したときに自分がDIYした家に泊まりました。自分が作業した場所が形になっているのを見れてうれしかったです。今回メインで行ったブルーベリー農園での作業では、車いすの方でもブルーベリー狩りができるように黒いマットを敷きました。また木の枝についている虫の除去を行いました。炎天下の中での作業でしたが、鷹栖町の方や活動メンバーと協力してできたため楽しく行うことができました。今回のメンバーはシカや革なめしに興味のある方が多くシカに関するお話も猟師さん(農園の方)に聞くことができて勉強になりました。農園での作業が終わった後に取れたてのブルーベリーをいただいたのですが、一度食べ始めたら手が止まらないほどおいしかったです。2回目の鷹栖町での活動でしたが何度でも行きたいと思える「あったかす」でした。
本プログラムは、内閣府「関係人口創出・拡大のための対流促進事業」の補助を受けて実施しています。
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